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2011年 01月 29日 ( 1 )

長い人生の中で“生き詰まる”という思いをするのは一度や二度ではない。
その時に何がきっかけで乗り越えられるるのか・・・。
小さいとき、何気なく聞いた言葉で救われた・・・そういうこともきっとある。
そういうことを想定して子供を指導する。
これが「心を一流にするための指導」だと思う。

昨日は週1回の文科省の「トップレベル選手育成事業」の第14回目の練習日。
そこで「技術は三流でも 心は一流」という話をした。

『技術は三流でも、心は一流』という言葉がある。
君らのことや、そのことを君らは今やってるんや。
小学校や中学校で一番や二番になる。お山の大将や。
親からも周囲からも期待され「よくできる子や」とみんなから言われる。
そして上を目指して全国区の高校に進学する。あるいは大学に進学する。
そうするとな、そこには、自分より上の子がゴロゴロいるんや。
今まで見たことのないような子たちがゴロゴロいる。
別世界や。
上を目指すということはそこには必ず自分より上の人がおるということや。
今まで自分が一番やと思っていたのにもっと上の人がいる。
初めて自分の力を知るんや。ガクッ!とするのが普通や。
生まれて初めての「挫折」との対面やな。
監督は怖いし、先輩は怖いし、同級生は自分よりうまいし・・・・
寮に帰れば寂しさと、怖さとで毎晩泣いてばかり。
しかしグチをこぼせる相手もいない。甘えられる友達も家族もいない。
今でこそ携帯電話があるが昔は電話もない。我慢するしかない。

それを乗り越えられることを今やっているんや。
行き詰った時は
『自分のベストを尽くせば良い』
という考えが必要や。
人と比べるから人は挫折する。
人に勝とうと思うから挫折する。
そういうときは「自分のベストを尽くせばいいんや」と思うことや。
それで救われる。
考え方やな。
君らの先輩の〇〇と〇〇の二人を知っているやろ。
全国一番を狙う高校で頑張っているんやで。
今、二人はな、そういうことを体験しているんやで。
でもこれまでにいろいろな勉強をしてきているので乗り切ると思うで。

今何ができるとということよりも「考え方」を知る。
それが、『技術は二流三流でも、心は一流』ということや。
君らの心を一流にするためにこんな話をするんや。
悩んだときに、自分がどういう考え方をするかが大事やからや。
どうすれば良いか、その考え方を今教えてるんやで。
目の前の試合に勝とうとすることよりも大事なことを教えているんやで。

相手に勝とうと思わない。
カメでもうさぎに勝つことがあるやろ。
カメになって、自分のベストを尽くすんや。
そうすれば、結果的にカメが「ウサギに勝つ」こともあるということや。
がんばりや。
by kusanokenji | 2011-01-29 06:50 | ■連載“日々努力”