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2009年 08月 27日 ( 1 )

大学の体育会系学生の不祥事ニュースが続いているがその背景にあるのはなにか?
毎日新聞に貴重な記事が掲載されていた。(8月24日朝刊)
講義でもよくする話の内容であるが、この記事はとても分かりやすい。
東海大学の久保正秋教授へのインタビュー記事より抜粋。
■外界との接点が少ない
スポーツの世界だけの論理や考え方がまかり通っています。幼い頃から英才教育のシステムに組み入れられ、競技以外のことはあまり経験せず、ほかの世界との接点がないまま、大人になっていくんです。
■自負が崩される時
大学には全国からアスリートが集まってきます。高校では自分が一番だったのが、大学ではメンバーにも入れない。そうやって生きがい、やりがいを失っていく。不祥事の背景には、理想と現実とのギャップがあると思います。 指導者の問題もあります。勝利にこだわると、選手はコマになり、勝利に貢献できない選手は要らないとなります。大学のクラブ活動も教育の一環であり、そういう配慮のない指導者の下では様々な問題が起きやすい。
■「体育会系学生は就職に強い」ともてはやされた時期がありましたね。
彼らに期待される役割は、軍隊で言えば「小隊長」なのです。ある企業の人事担当者に聞いたことがあります。目標を与えて、これをやれと指示すればその通りにやる。スポーツ選手のいいところは、目標に向ってまい進するところで、それはけして否定すべきことではない。だが、大局に立って物事をじっくり考えるという訓練が欠けているのかもしれません。
 スポーツは小さい頃から瞬間的判断を求められている。例えば剣道で相手が面を打ってきたとき、太刀筋が素晴しいなんて考えていたらやられてしまう。面がきたらすぐに払って小手にいかなければならない。これを「スポーツの脱思考現象」と言うそうです。解決策は、大学のスポーツが大学のクラブだけで完結している現状を改めなければいけない。地域との連携や還元。地域に貢献しているという意識が高まれば大学スオポーツは大きく変わる・・・と結ばれていました。

スポーツ選手の爽やかさ、潔さ、粘り強さ、正義感・・・そういうものを無くさないようにしていきたいものです。
by kusanokenji | 2009-08-27 12:13 | ■連載“日々努力”