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2009年 02月 09日 ( 2 )

この不況でスポーツ団体が危機に立たされている。
休廃部が後を絶たない。さらに加速しそうである。
そこで市民チームとかクラブとかに方向転換の道を模索することになるのであるが
どうも気になることがある。休廃部の原因は財政の問題であるがその財政問題を
解決する手段としてすぐに「スポンサーを探す」「後援会組織をつくって寄付をもらう」
という点である。でもそう簡単にスポンサーがついたり、後援会員になったりする
訳がないのに・・・。発想が安易としか思えない。ましてやお金は出すが口はださない
なんてそんな人は稀少であることも承知しておかなければならない。自分も過去に
おいて浄財をいただいたり、後援会をつくったりやったが、その気苦労は半端じゃない。
できることならそういうことは避けたほうがいい。もっと他に方法があるはず。

会費を払ってスポーツをする・・・民間のスポーツクラブでは当たり前であるが
地域総合型スポーツクラブでも成功している例がある。
講習会を行ってきた三重県の元気アップこものスポーツクラブである。
会員数は昨年1000名。今年は34の教室を開設する計画とか。
試合にでない教室運営、試合にでるクラブ運営も準備されている。
地域に出向いての健康教室もある。
多様なニーズに対応しており、指導者には資格をとらせて研修を怠らない。
「お金を出しても指導を受けたい」という体制作りに余念がないのである。
いわゆる「動いている組織」になっている。
勿論、指導者にも報酬が出る。
報酬をいただく限り、それに見合う指導が求められる。だから勉強する。
甘えがない組織。向上する組織。前進する組織。
日本一会員費が高いけど、日本一会員数が多いクラブを目指しているのである。
ほぼ、その域に近づいているから驚きだ。

翻って、休廃部するチームの復活への道は「スポンサーを探す、寄付をもらう・・・・」
そういう安易な考えではこの先期待がもてないことが見えてくる。
大事なことは「お金を出してでも応援したい」と思わせる商品づくりである。
その商品が何かであることは未知の世界である。
未知数の世界だからこそ可能性もあるということだと思う。
スポーツの自立への道を本格的に考える時代になってきたと言える。
by kusanokenji | 2009-02-09 11:21 | ■連載“日々努力”

in菰野Ⅱ

【第564回】 in菰野Ⅱ(三重県)
2月7日(土):菰野町体育センター: 200名
2月8日(日):菰野町役場会議室 : 100名
300名参加★受講者累計 106、645名 
    
<指導者の講義>自然体入門Ⅲより・・・・
★言葉力・・・シンプルな分かりやすい言葉で最大の効果を引き出せ!
余分なことを喋りすぎるな。大事なことを整理して話すこと!
★指導者の暴力行為について・・・・公道で行えば犯罪とみなされる体罰・暴言行為を、体育館という密室で行っていいはずがない。早く目を覚ませ!
 
 
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【成功している地域総合型スポーツクラブ】
元気アップこものスポーツクラブ」は全国でも数少ない成功例として注目を浴びている地域総合型スポーツクラズである。なんといっても1000人という多くの会員に支えられての「自立運営」が目を見張る。指導者育成も充実している。今回は三泗ブロック(旧三重郡と四日市地区)の指導者研修会。初日は子供が200人。2日目は指導者が100名参加した。目的はズバリ「指導者の資質向」・・・運営母体のポリシーである。
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【熱心である!!】  参加者は野球、バスケット、ハンドボール、陸上などの指導者は勿論のことヨガ、新体操、チベット体操の先生などいろんな種目の指導者が集結。午前は2時間の講義でカルチャーショック!・・・スポーツの根本の考え方は全てに共通。根底をなすものは「人体の構造」であり「人体メカニズム」にあった体の使い方であり、そして「人間学」である。
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午後は場所を体育館に移し、PNFコンディショニングの考え方と手技を体験。当初、午後からの参加者は30名程度と聞いていたが、午前の講義が刺激的であったらしく急きょ予定を変更して参加された人がご覧のとおり・・・・。意識の高さを伺えてとてもありがたいことだ!自らの意志で参加されるだけに講習の雰囲気もいい感じで進み、みなさん実技も説明も真剣そのもの。反応も子供に負けないくらいで、いつもながら充実した楽しい講習会になった。
<成功の秘訣>・・・会員の皆さんに「お金を払ってでも指導を受けたい」と思ってもらわないと継続はありえないことを事務局が心得ているとこであろう。故に「指導者の資質向上研修」に余念がないのである。指導者に○投げではいづれ破綻することは目にみえている。この種のクラブが成功するには指導者の資質向上以外にない。なぜならば受益者負担であるからである。会費をいただいて運営する限り、「お金を払ってでも参加したい」と思ってもらえるだけのものを提供しなければすぐに挫折する。そういう危機感を現場の指導者に徹底させることが成功の秘訣と考える。そういう意味ではここ菰野(こもの)の取り組みは地に足をつけていると感じた。スポーツで地域の活性化を標榜する自治体は数多くあるが殆んどが掛け声だけで終っている中で注目に値する活動である。まだまだ未熟な部分も見え隠れするが、財政的に自立する考え方が根本にあるかぎり、この種の活動の本道であるといえよう。
なにごともリ-ダー次第である。
by kusanokenji | 2009-02-09 09:40 | ■講習会リポート