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2007年 09月 12日 ( 1 )

今回、残念ながら台風9号の影響で利尻富士が見えなかった。
でも海面から続く裾野が少しだけ見えただけでもよかった。
まるで全世界を裾野にしたような山がイメージできたから。
海面が裾野になっていてそのまま海抜1700mの山が利尻富士。
次回は天気のいい日にお目にかかりたいものである。

高い山も素晴しいけど、それを支える裾野はもっと素晴しい!
それを教えてくれるのが利尻富士なのだ!

勝負の世界はピラミッド型である。
裾野が広ければ頂上は高くなる。レベルが高いということ。
裾野に居る人が圧倒的に多くなければレベルも高いはず。
でも、低くても一番は一番! 
一番になれば「お山の大将になれる」
家来を従えた殿様気分を味わえるのだ。
だからみんな一番になりたがる?

ぼくにとって一番はあまり魅力がない。
なぜならば
「視野が狭くなる」と思ったからだ。


ピラミッドの上にいけばいくほど相手が少なくなる。
もっと上に行けば相手は1チーム、ないしは2チーム、
あるいは上位4チームしか視野に入らなくなる。
その相手に勝つことだけが目的になってくるからだ。
目の上のたんこぶが居る限り「うだつ」が上がらないのが勝負の世界。
目の上のタンコブを慈しむなんてできないもんね。
人間の本質とか、徳とは無縁な世界でもあるのだ。
情けないな~。

とりわけ企業チームはライバルに勝たなければならない。
負けたら地獄である。
監督のクビは飛び、チームの存続さえ危ぶまれる。
考えていることと現実に矛盾が生じてくる。
この状態でなにができよう。
未来ある子供にどんな教育ができよう。
修行、努力、忍耐、根性、研ぎ澄まされた感覚・・・
それと引き換えに失うものはいっぱいある。

裾野のありがたさを知るのも余裕があればこその話。
頂上に登ってしまえば確かに景色も素晴しい。
その爽快感は一番(頂上に登る)にならないと分からない。
しかし、一度味わってしまうと、また味わいたくなるものだ。
その味が忘れられないのだろう。夢よ再び、ということか。
しかし、見落としていけないことがある。
登った山は一度、麓にくだらなければ また登れないということを・・・。
頂点を見た人が 裾野に降りる。これが原点回帰。
自分もそうありたいと思った。だから今が楽しい。
頂上にしがみついているとどうなるか。登ってきた道を転げ落ちるだけである。

上にいけばいくほど視野が狭くなることを自戒しよう。
頂上に登らないと見えない景色もあるが
頂上には大切なものはなにも無いような気がする。
頂上では人間は生活できないからだ。
裾野である海、そして田畑・・・・人々の生活居住圏はここにある。
人々は裾野で生活していることを忘れてはいけないと思うから。
by kusanokenji | 2007-09-12 09:37 | ■連載“日々努力”