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2006年 11月 13日 ( 1 )

松下電器が35周年を迎えた記念日があって
仕事は休みで、幹部社員が大きなホールに集まった。
玄関には “祝 松下電器産業創立35周年” というような幕をダーンと掲げて、
お祝い事だからお酒もふるまわれて、皆はワイワイやっていたそうだよ。
今から40年以上も前の話や。
それで、9:00になって孝之助さんが壇上に上がられてきた。
みんな、「今日はどんないい話を聞かせてくれるんだろうか?」と期待していたら、
いきなり「今日のこの会を企画したのはどこのどいつじゃ!!」
ものすごい剣幕で怒られたそうだ。

その言い分は
「松下電器は、自分達だけの力でここまでこれたんじゃないだろ!いろんな方に支えられてようやくここまでこれたのと違うのか!自分達の力だけでここまできたのと違うんや!お客さんがいたからと違うのか!それなのにどうして「祝・松下電器」や!どうして会社の上に「祝」をつけるんや。どうしてお客様に対する感謝の言葉が一言も入ってないんや!なによりも第1に「感謝」の言葉を入れるのが当たり前や!お陰さまで・・・と続くのが常識や!お前ら全然人間ができてない!これが幹部社員か、情けない!こんな創立記念日はダメや!このままだったら会社はこれ以上発展しない。ダメや。自惚れすぎや。勘違いしとる!ここから発展するために今、何をすべきなのかを考えるのが創立記念日と違うのか!!」と、
猛烈に怒りはったそうや。会場の雰囲気が一変し、そうすると今までお酒を飲んでヘラヘラしていた人もいっぺんににシャキッとなって、神妙になったそうや。その場にいた社員はみんながビックリして、浮かれていた自分の考えの浅さにハッと気付かされ、それ以来物事を深く考えることを肝に銘じられたそうだよ。ワシらも調子にのっったらアカンちゅうこっちゃ!
by kusanokenji | 2006-11-13 19:27 | ■連載“日々努力”