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第956話・・・中学生の試合同行記③

中学生の練習試合を観戦しての感想③

どこのチームにもエースがいる、が・・・・・・である。
8チーム中すべてがチームの中で最長身者、もしくは
その次の長身者がエースであった。
しかも朝の練習からハイテンションになっている。
ハイテンションにならないと怒られるからみたいだ。
少々ボーッとするくらいが中学生らしく、そして大物でいいと思うのだが
どうもダラダラしないことが最終目的みたいな雰囲気が否めない。
先が思いやられるなと直感。
選手たちが自分達でやる朝の30分にそのチームが凝縮されていると
考えているのでまずはそこから全体を観察した。
この30分でそのチームの日頃の練習がわかるというもの。

案の定、朝の試合が始まると1セット目からその長身者エースはフル稼動だ。
キリギリスよりも働いているのではないか。
しかも夕方になるまでその姿は変わらない。
点数をつける者、ラインズマンをする者も同じだ。
僕にはさっぱりわからない。なぜ?と思ってしまう。
僕の発想がおかしいのかと疑ってみたが、やっぱりおかしくない。
単純計算であるがエースがこれだけスパイクを打っているということは他の選手がスパイクを打ってないということになる。それでは他の選手は 何をしているの?と思ってエース以外に目を移して観察してみた。朝から晩までコートの中で何をしているのだろう?・・・・・。100%トスが上がってこない状況でも速攻に入っている選手がいることに気がついた。おそらく「囮」なんだろう。囮があるからエースが生きるんだ・・・と信じて頑張っているんだろうな。もったいないな。僕だったらその選手の存在を高めてあげるけどな・・・と思うが、どうもみなさんボールのあるところ、つまりエースに目がいっているのだろう。エース以外の選手がどんな動きをしているかと目を移す人は少ないのかも知れないと思った。その選手が注目されるのはたまにスパイク打ってミスした時だけ?・・・・これでチームプレーうんぬんの講釈は言えないな。
 次に各チームのエースに目を移して見た。もう壊れそうなフォームで打ちまくっている姿をみるとこちらの腰も胸も痛くなる。これはルールを変えない限り救えないのではないかとも思った。例えば、中学生まではスパイクは1日100本までとか、アタックラインからのトスは必ず前衛のセンターポジションの選手とか・・・そんなことを考えながら見ていると脳が活性化してくるのがわかった。たまにはこうして現場に足を運んでみるもんだと思った。あのテレビドラマの名言「事件は現場で起こる」とはまさにこのことだ。

選手を故障から守るためには指導者が変わることが一番の効果的な方法だけど現場の隅々まで徹底させることは今のルールでは不可能に近い。分かっているけれども、それでもハチドリの一滴の精神で啓蒙活動を続けるしかないなと決意を新たにして京都を後にした。

 *朝の打ち合わせでの心ある指導者たちのお陰なのか、罵声やヒステリックな声は少々見られたものの暴力までには至っていないのでちょっとだけ安心した。そして試合の進行を妨げるような長い説教やコートを占拠しての罰練習行為も見れなかったので先ずは安心。今後も現場の先生方の自浄作用に期待したい。そしてエースのオーバーユーズにはもう少し配慮が必要だと思った。
by kusanokenji | 2008-10-15 09:39 | ■連載“日々努力”