第62話(3月1日)・・・闘う!
2005年 02月 28日
この言葉の意味する所は、とても深いものです。人間社会に置き換えるとどうなるのか、それぞれに考えてみて下さい。人間の営みについて考えるのです。深い森の中へ入っていくと自然界の壮絶な戦いを見ることができます。木の上を見てください。互いの枝葉が隣の木と絡み合っているのが見えます。あれは仲良くしているのではありません。根っこでは水や養分を奪い合い、枝葉は太陽を求めて殺し合いをしているのです。強い木は残り、弱い木は死んでいくのです。人間の社会と同じですが、自然界の生存競争は私達の想像を絶して厳しいのです。ただ、森の中の木達は自分を守るためには命を懸けて闘うけど、相手の邪魔はしないんです。降りかかる火の粉(自分を襲うもの)を振り払っているだけです。だから僕もバレー部に降りかかる火の粉は命を賭けて守っています。しかし、自分からは絶対人とは争いをしません。信念(根っこ)がしっかりしていると、嵐(バカな敵)がきても、隣の木が襲い掛かっても(妬み・嫉妬で動く人間)、根こそぎ倒されていくことはありません。だから僕はどんな敵が襲ってきても大丈夫なのです。信念もなく、己の損得だけを考えて上司の顔色だけ見て仕事している人間とは根っこの太さが違います。だから僕は負けないのです。僕はみんなを大切にします。みんなは「自分が大切にしたいもの」を大切にしてください。(1999)