人気ブログランキング | 話題のタグを見る
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28

第855話・・・40年前の傷!

Aさんが腰痛で入院した。元バレーボウラーである。
お見舞いに行った。
彼女曰く
「MRI撮影したら「アナタの腰に圧迫骨折の跡があります。
肋骨も一度折れています。分離の跡もありますね」と言われてしまいました。
そういえば腰の骨折は高校の時の傷、あの時のスパイクフォームは
自然体で指摘されている危険なスパイクそのものでしたからね。肋骨は40歳の時の傷。
その時は無理して頑張っていたのが、こうして出てきたんですね」
殆んどのバレー選手はどこかに傷を抱えています。
これが現実です。「根性」では消えないのです。

小学生の指導者に口酸っぱく言うことがあります。
『そのスパイクの打ち方ではほとんど腰椎分離の危険性があります。
腰椎分離は骨折です。骨が折れる故障です。
しかし、潜伏期間があり、すぐには出てきません。
中学、高校、社会人になってから出てきます。
だから小学校の時に出ないからと言って安心しないで下さい。
小学校からエースで頑張っている選手は分離症だけでなく
ほとんどの腰痛の原因を作っているようなものですから
十分なケアーとフォームに気をつけてください』とお願いします。

ママさんは五十路大会60歳代の大会まであり、パパさんもマスターズなんかで
張り切ってやっていますが、メチャクチャ危険です。
大会に出場されてるほとんどの人が古傷を抱えているのは間違いありません。
怪気炎を吐いているときが一番危険なときと自覚しましよう。
「あっちが痛い」「こっちが痛い」と言いながらバレーを続けている人は気をつけてください。
つい即効性を期待してしまいます。即効性を求めている人は、
次から次へと病院を変えます。そしてあそこはいい、あそこは悪い病院と評論家になって
しまい、お世話になったのにも関わらず恩を仇で返すようなことをしかねないからです。
これは完全に「大人の品格喪失」です。
素人のくせに変に病気に詳しい「雑学人」ほどややこしいのも事実。

最近の医学は進歩しています。
30年前、40年前の傷までクッキリ映像で見える時代です。
ごまかしができないのです。
「故障は一流選手の勲章だ」なんて言葉を吐く指導者になるのはやめましよう。
by kusanokenji | 2008-01-30 11:20 | ■連載“日々努力”