第10話(12月15日)・・・見えないものを見よう!
2004年 12月 14日
まず、こういった学問が東洋の仏教、儒教、道教の中でとても発達しておったということだけでも覚えておきましょう。古い書物の中には六験、八観などの言葉が出てきます。人間が貧乏になったとき、地位ができたとき、お金持ちになったとき、怒ったとき、悲しいとき、嬉しいとき、苦しいとき……、そんな場面でどうするか?そこをみれば人物が観察できる、と書いてあります。昔は現代みたいに文明が発達していませんでした。そこで人々は「人間」というものを深く考える時間があったんですね。ですから、人間についての学問がとても発達したんだと思います。その学問は現代でも立派に通用するのですから驚きです。これから少しづつ、東洋の考え方を勉強したいと思います。