第８４０話・・キャプテンの相談

これも青森での話。
休憩時間になるといろいろ質問を受けました。そのなかで
「私はキャプテンですけどその心構えみたいなことを教えてください」
と質問されました。もちろん一人で質問にきました。ここからして偉い！
読者のみなさんだったらどんな風に答えますか？
僕は次のように、間髪いれずに答えました。

「そうか、そうやな。キャプテンは大事な役割やもんな。
でもな、そんなに難しく考えるのはやめとき
自分に正直になることやな
自分を好きになることや
上手くいく時も、いかないときも
孤独になっても、一人ぼっちになっても
「いつも仲間のことを考えているそんな自分が好きや！」と思えるかどうかやな
これができたらきっといいキャプテンになれると思うで
なんでか言うたら
自分の心に余裕がないと人のことなんか考えてあげれんやろ
これは大人もそうや
心の余裕は、自分を自分で好きになれる人に与えられるもんやと思うで
がんばりや！」

彼女は、ニコッ！として、ハイッ！と言って走っていきました。
その顔がまだ印象に残っています。
やっぱり、前向いている中学生はええな～！