第747話・・・利尻富士
2007年 09月 12日
今回、残念ながら台風9号の影響で利尻富士が見えなかった。
でも海面から続く裾野が少しだけ見えただけでもよかった。
まるで全世界を裾野にしたような山がイメージできたから。
海面が裾野になっていてそのまま海抜1700mの山が利尻富士。
次回は天気のいい日にお目にかかりたいものである。
高い山も素晴しいけど、それを支える裾野はもっと素晴しい!
それを教えてくれるのが利尻富士なのだ!
勝負の世界はピラミッド型である。
裾野が広ければ頂上は高くなる。レベルが高いということ。
裾野に居る人が圧倒的に多くなければレベルも高いはず。
でも、低くても一番は一番!
一番になれば「お山の大将になれる」
家来を従えた殿様気分を味わえるのだ。
だからみんな一番になりたがる?
ぼくにとって一番はあまり魅力がない。
なぜならば
「視野が狭くなる」と思ったからだ。
ピラミッドの上にいけばいくほど相手が少なくなる。
もっと上に行けば相手は1チーム、ないしは2チーム、
あるいは上位4チームしか視野に入らなくなる。
その相手に勝つことだけが目的になってくるからだ。
目の上のたんこぶが居る限り「うだつ」が上がらないのが勝負の世界。
目の上のタンコブを慈しむなんてできないもんね。
人間の本質とか、徳とは無縁な世界でもあるのだ。
情けないな~。
とりわけ企業チームはライバルに勝たなければならない。
負けたら地獄である。
監督のクビは飛び、チームの存続さえ危ぶまれる。
考えていることと現実に矛盾が生じてくる。
この状態でなにができよう。
未来ある子供にどんな教育ができよう。
修行、努力、忍耐、根性、研ぎ澄まされた感覚・・・
それと引き換えに失うものはいっぱいある。
裾野のありがたさを知るのも余裕があればこその話。
頂上に登ってしまえば確かに景色も素晴しい。
その爽快感は一番(頂上に登る)にならないと分からない。
しかし、一度味わってしまうと、また味わいたくなるものだ。
その味が忘れられないのだろう。夢よ再び、ということか。
しかし、見落としていけないことがある。
登った山は一度、麓にくだらなければ また登れないということを・・・。
頂点を見た人が 裾野に降りる。これが原点回帰。
自分もそうありたいと思った。だから今が楽しい。
頂上にしがみついているとどうなるか。登ってきた道を転げ落ちるだけである。
上にいけばいくほど視野が狭くなることを自戒しよう。
頂上に登らないと見えない景色もあるが
頂上には大切なものはなにも無いような気がする。
頂上では人間は生活できないからだ。
裾野である海、そして田畑・・・・人々の生活居住圏はここにある。
人々は裾野で生活していることを忘れてはいけないと思うから。
でも海面から続く裾野が少しだけ見えただけでもよかった。
まるで全世界を裾野にしたような山がイメージできたから。
海面が裾野になっていてそのまま海抜1700mの山が利尻富士。
次回は天気のいい日にお目にかかりたいものである。
高い山も素晴しいけど、それを支える裾野はもっと素晴しい!
それを教えてくれるのが利尻富士なのだ!
勝負の世界はピラミッド型である。
裾野が広ければ頂上は高くなる。レベルが高いということ。
裾野に居る人が圧倒的に多くなければレベルも高いはず。
でも、低くても一番は一番!
一番になれば「お山の大将になれる」
家来を従えた殿様気分を味わえるのだ。
だからみんな一番になりたがる?
ぼくにとって一番はあまり魅力がない。
なぜならば
「視野が狭くなる」と思ったからだ。
ピラミッドの上にいけばいくほど相手が少なくなる。
もっと上に行けば相手は1チーム、ないしは2チーム、
あるいは上位4チームしか視野に入らなくなる。
その相手に勝つことだけが目的になってくるからだ。
目の上のたんこぶが居る限り「うだつ」が上がらないのが勝負の世界。
目の上のタンコブを慈しむなんてできないもんね。
人間の本質とか、徳とは無縁な世界でもあるのだ。
情けないな~。
とりわけ企業チームはライバルに勝たなければならない。
負けたら地獄である。
監督のクビは飛び、チームの存続さえ危ぶまれる。
考えていることと現実に矛盾が生じてくる。
この状態でなにができよう。
未来ある子供にどんな教育ができよう。
修行、努力、忍耐、根性、研ぎ澄まされた感覚・・・
それと引き換えに失うものはいっぱいある。
裾野のありがたさを知るのも余裕があればこその話。
頂上に登ってしまえば確かに景色も素晴しい。
その爽快感は一番(頂上に登る)にならないと分からない。
しかし、一度味わってしまうと、また味わいたくなるものだ。
その味が忘れられないのだろう。夢よ再び、ということか。
しかし、見落としていけないことがある。
登った山は一度、麓にくだらなければ また登れないということを・・・。
頂点を見た人が 裾野に降りる。これが原点回帰。
自分もそうありたいと思った。だから今が楽しい。
頂上にしがみついているとどうなるか。登ってきた道を転げ落ちるだけである。
上にいけばいくほど視野が狭くなることを自戒しよう。
頂上に登らないと見えない景色もあるが
頂上には大切なものはなにも無いような気がする。
頂上では人間は生活できないからだ。
裾野である海、そして田畑・・・・人々の生活居住圏はここにある。
人々は裾野で生活していることを忘れてはいけないと思うから。
by kusanokenji
| 2007-09-12 09:37
| ■連載“日々努力”