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第742話・・・バレーのK・Y

指導の場面で(小学生から実業団まで同じこと)
やたらと選手のそばにへばりついて指導している場面を見る。
その度に「あ~あ~」と思うのだが、
指導者はますます熱心に教えているのである。

「選手は理屈ではなく感覚で覚えるもの」 
「指導者は理論で組み立て、感覚で覚えさせよ!」
感覚神経は入力系、運動神経は出力系。
聴覚入力はイライラの元凶になるので注意されたし!

これが指導の鉄則なのに・・・。

感覚で覚えられるようなドリルを段階的に与えよ!
そうすれば選手自ら工夫して自然に覚えていくもの。
ちょうど自転車や一輪車に乗る練習のようなものだ。
例えば、空間獲得ドリルなどその典型。
誰でもAクイック、Cクイック、Bクイックのタイミングが覚えられるように
なっている。ドリルの説明は10秒で充分だ。それ以上は言うなってこと。

言葉で“感覚”を伝えるのは難しい。
だから体を動かすドリルが必要だ。
ドリルを与えられない指導者が手取り足取りやる。
しかも、しつこいほど喋りながら。これが喋り過ぎってことだ。
そばで「声出せ、肘あげろ、ブツブツ」とず~っと言われ続けられる
身にもなってごらん。そりゃ~、たまらんだろ。
うるせ~!と言いたくなるのも無理が無い。しかし選手はガマンしているのである。
まさしく、いま流行の「K・Y」。空気(K)が読めない(Y)人のことだ。

「手取り足取り」っていかにも丁寧に教えているようなものだが
その実は、自由を奪い取っているに過ぎないこともあるので注意が必要だ。

言葉でいくらタイミングなどのコツを伝えてもうまく伝わらない。
当たり前である。
言葉は大脳をくすぐる言葉かけをせよ。それで十分だ。
「え~!、あっ、そう!」・・・って感じでいい。
by kusanokenji | 2007-09-05 09:51 | ■連載“日々努力”