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by kusanokenji
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第712話・・・金持ちと灰皿はたまるほど汚い

安岡正篤曰く・・・人間学のすすめから引用・・・
これもおもしろい!

『もっと平たくいいますと、たとえばつまらん人間でも、財産、地位ができたというと、
すぐ調子に乗って自分は偉いと思うものでありますが、
こんなものはけして偉くも無ければ、価値のあることでもない。

むしろ、世の中には、地位や金をつくるためにあられもない汚いことや、
ずるいことをやる者が多いのでございまして、だから昔から「金持ちと
灰皿はたまるほど汚い」などと言うのであります。

地位などもそうで、つまらぬ競争をしたり、人を押しのけたり、陥れたり
いろいろなことをして出世する場合が多い。したがって地位だとか、
財産だとかいうようなものは案外どんなもんかはわかりません。』

続き
『勿論ずるいことやったり、人を押しのけたりして、地位や財産を作るのも
人間の能力、知能の1つであります。
それを使っていろいろのことができる。できるけれども、そんなことができても
これは人間として少しも偉いことではない。社会的には偉いかもしれないが
人間としてはむしろ恥ずべきことであります。
何を為すか!何をしたいかということと、彼はどういう人間か、いかにあるか、
ということとは別である。
人間は、つまらぬ者や、ピントの外れたものから、誉められたり、上げられたり
しても、少しも嬉しくない。むしろ迷惑です。
世間には苦笑いするような誉め方をする人がよくありますが、かえって嫌なものです。
大事なことは「にんげんはどういう人間であるか」ということであります。』

ということで、
僕のストレス解消法は「安岡正篤」の本を読むことです。
本当に心がスッキリしますよ。30年ちかくなります。
ただ、読む本によっては難しいので注意してください。
この本は昭和62年ですから比較的新しい本です。
by kusanokenji | 2007-07-20 13:59 | ■連載“日々努力”