第708話・・・未来への可能性
2007年 07月 16日
物理バレーなるものへの挑戦! <7、15、名古屋にて>
<小学2年の男子>・・・当然初心者?当たり前の話ですが・・・。この構えがスーッとできるので母親(ボール出しをしている人)に聞くと「拳法を習っているのでこうなるんでしょうね」・・・これが攻防体の構えです。それが笑顔で目茶苦茶可愛い。動きも可愛いし、いつもニコニコ真剣。こういう姿を見ると孫にもスポーツを!と心底思ってしまいます。まぁ、ゆったりしてあまり細かいことに目くじらを立てない母親の育て方も影響しています。手を出すな、口を出すな、でも目を離すな!いいことです。これが勝つために無理を押し付けるとどうなるでしょうか。子供に勝ちたいか?と聞いたら「負けたいです」と答える子供は居ませんよね。そんなことわかっているのに「子供が勝ちたいというからから勝つために頑張ることがなぜ悪い!」と逆切れする大人の心境が????子供から宝を奪ってしまうのはよくありませんよね。本当にこういう宝を持っている子供が多いのです。どの子も僕には「宝もの」にしか見えません。まばゆいくらい素晴しい!僕が監督だとしても「負けたのはお前のせいや」「ここから消えろ」なんて口が裂けても言えないよ。それが普通だと思うんだが、勝つために必死になっているチームではそうでもないところもあるみたいですね。まあ、意図するところが別にあってそれが本心ではないことをお祈りするだけです。
写真はオーバーパスで後倒れ込みの練習。この前に段階的ドリルを3つくらい(倒れてからの身のこなしかた、身を守る動きを含んだもの)やりますが、いとも簡単に写真のようにやってのけます。人間からみた場合、ボールに加える力(作用)と、ボールから押し返される力(反作用)は等しい。したがってボールから後に倒されるように動くのは自然な成り行き・・・逆にボールと一緒に前へ進む場合、ボールに押し返される力+新たに自分を前方に押し出す力が必要になるわけですから余分な力がいるワケです。その力がない、もしくは力関係が拮抗している場合プレーが非常に難しくなるのではと・・・こういう仮説を立てた発想でこういうドリルをやっているのですが、今目指しているのは「身体メカニズム+物理の法則」。とくに物理の法則の中でも小学5年生で習う「てこの原理」と高校生で習う「ニュートンの運動の法則」を取り入れた技術開発に頭を使っています。これらをレシーブやスパイクに活かされないかといろいろ研究中です。上の写真ではゆるいボールをパスでやっていますが、まず、ゆったりした遅い動きの習得から始めます。次に段々ボールをきつめにしていきながら、最後は強打を打っていきます。このとき子供は指先のパスではなく「手の平ではたく」オーバーカットレシーブに移行していくわけです。それも極自然にです。できないと時は又前のドリルにサーと戻ります。「なんでできないんや!」・・・おおー、怖い!そんなことは一斉ありません。成長期の子供を指導する場合、できない、難しいというマイナス情報を脳にインプットさせないようにしているからです。頑張ってもできないときは脳と神経を休憩させるのです。「できるまでやる!」こんなことは絶対しません。バレー塾ではこういう「試し技」がどんどん出てきます。190センチの男と130センチの子供が同等にプレーできる姿をイメージしているのですが、(全部じゃないですよ)考えただけでもワクワクしてきます。なぜかというと、190センチの大人のプレーが体をうまく使えずに腕だけに頼った場合と、全体重をうまく利用できる子供の場合・・・・おもしろいことがおきないかなと思ってる次第です。まぁ、発明とか発見などというものは人から「アホか」と思われるものの中から生まれるわけですしね。こういう遊び心が楽しいんです。是非研究仲間に入って一緒に考えてみませんか。
写真はオーバーパスで後倒れ込みの練習。この前に段階的ドリルを3つくらい(倒れてからの身のこなしかた、身を守る動きを含んだもの)やりますが、いとも簡単に写真のようにやってのけます。人間からみた場合、ボールに加える力(作用)と、ボールから押し返される力(反作用)は等しい。したがってボールから後に倒されるように動くのは自然な成り行き・・・逆にボールと一緒に前へ進む場合、ボールに押し返される力+新たに自分を前方に押し出す力が必要になるわけですから余分な力がいるワケです。その力がない、もしくは力関係が拮抗している場合プレーが非常に難しくなるのではと・・・こういう仮説を立てた発想でこういうドリルをやっているのですが、今目指しているのは「身体メカニズム+物理の法則」。とくに物理の法則の中でも小学5年生で習う「てこの原理」と高校生で習う「ニュートンの運動の法則」を取り入れた技術開発に頭を使っています。これらをレシーブやスパイクに活かされないかといろいろ研究中です。上の写真ではゆるいボールをパスでやっていますが、まず、ゆったりした遅い動きの習得から始めます。次に段々ボールをきつめにしていきながら、最後は強打を打っていきます。このとき子供は指先のパスではなく「手の平ではたく」オーバーカットレシーブに移行していくわけです。それも極自然にです。できないと時は又前のドリルにサーと戻ります。「なんでできないんや!」・・・おおー、怖い!そんなことは一斉ありません。成長期の子供を指導する場合、できない、難しいというマイナス情報を脳にインプットさせないようにしているからです。頑張ってもできないときは脳と神経を休憩させるのです。「できるまでやる!」こんなことは絶対しません。バレー塾ではこういう「試し技」がどんどん出てきます。190センチの男と130センチの子供が同等にプレーできる姿をイメージしているのですが、(全部じゃないですよ)考えただけでもワクワクしてきます。なぜかというと、190センチの大人のプレーが体をうまく使えずに腕だけに頼った場合と、全体重をうまく利用できる子供の場合・・・・おもしろいことがおきないかなと思ってる次第です。まぁ、発明とか発見などというものは人から「アホか」と思われるものの中から生まれるわけですしね。こういう遊び心が楽しいんです。是非研究仲間に入って一緒に考えてみませんか。
by kusanokenji
| 2007-07-16 15:07
| ■連載“日々努力”