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by kusanokenji
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第707話・・・試合を迎える選手への言葉

小学生、高校生の県予選は終わった。
再来週は全国一斉に中学生の最後の試合だ。
中学生チームを全国で4,000チームとして
1チーム10人すると    4,000×10=40,000人。
親兄弟親戚など5人として40,000×5=200,000人
友人・関係者を入れると  200,000×5=1,000,000人
つまり100万人が関係する計算になる。

何が言いたいか?
みんなどんな言葉をかけるのだろう?
「悔いのないようにがんばれ!」・・・・これが多いかな。

いや~、難しいですね。

気のきいた言葉をかけるのは難しいですね!
僕は自分の選手にどうしたか?
試合前のミーティングなど一斉しなかった。1回もなかったな。
なぜ?・・・・試合の前の決意表明で勝てるとは思わないから。
かえって緊張して興奮して・・・当日はダメというケースが多いから。
そのかわり、毎日毎日が「心構えの話ばかり」。くどいほど。
毎日の練習の中身がミーティングと同じ位置付け。
試合に関する話、技術に関する話はすべて練習の中に織り込んだ。
コート以外の話しはほとんど人間性に関する話ばかり。
練習や試合が終わって「あのプレーは」「このプレーは」って話しはゼロ。
どんなに悔しい敗戦でも、試合の話はしなかった。徹底していた。
だから試合が終わって選手を責めることは一斉なかった。
終わってからグジグジするのが嫌いだったから。
そのかわり、次の練習には、敗戦の原因克服が入るのは言うまでもない。
だから敗戦の弁に「新しい課題がみつかりました」と一斉言わなかった。
そんな課題もわからなかったの?ってなるからである。
ましてや「いい勉強になりました」なんて絶対言わなかった。
そういうことは全部解りきっている話だからである。
あるのは「やりきれなかった」ことへの反省。
「力が及ばなかった」ことへの反省。やり方への反省だった。
足りない分をどのように補うか! これだけだった。

だから試合前も普段も変わらなかった。
変わっていくのは試合に向けて徐々に練習が減っていったこと。
コンディショニングに時間を割いただけ。

これは自分のチームだけど、
そうでない場合はどういう言葉がいいのかわからない。
バレー塾で知り合った全国の中学生のみんなになんて言ったらいいかな。
激励してあげたいんだけれども「楽しんでこい」と言ってもありふれてるし
やっぱり、いろんな思いや願いがこもっているのが「頑張れ!」かな。

「みんなガンバレ!ガンバレ!」
平凡やけどこれが一番やな。
うん、これでいい!平凡でいい!
結果、待ってま~す!
by kusanokenji | 2007-07-13 16:05 | ■連載“日々努力”