第584話・・・中学生からの手紙
2007年 03月 07日
素朴で変な修飾語がなく気持がよかった手紙であると同時に
常識も人格も素晴しい。顧問の教育指導が生徒に伝わっているとみた。
その一節を・・・・・
『草野先生の「ハリネズミ」のお話を伺って、自分達の人間関係の問題としてとても共通する点がありました。仲良くしよう、仲良くしなくちゃと思えば思うほど関係がこじれてしまったり、逆に、それが怖くて距離をおいていると本当に一人になってしまったり、自分自身今でもその距離の調節がうまく行っていません。人間関係の問題は、今に限ったことではなく、中1のときからで、先輩方や後輩達も抱えている問題です。今回の草野先生のお話や「仲間を大事に」のお話を参考にさせていただいて、お互いがよい距離を保ちながらバレーボールをやっていきたいと思います。』
手書きで便箋4枚びっしり。今頃珍しいくらい。常識のない大人や指導者よりはるかに大人です。まず文章を書くことです。ブログやメールも時代だから必要かも知れませんが、手紙や日記はいいですね。先ず自筆で書く、これが基本です。基本がないとバレーボールと同じで成長なし。10年前までは毎日郵便ポストをワクワクしながら待っていたものです。それがどうですか、今は。すぐにメールで片付けてしまって・・・。味気ない時代になってきました。電車に乗ったら老いも若きも男も女も向かい側の席全員一斉に携帯に集中!なんていつもの光景。そんな時代の中、彼女はきっとバレーボールを通じて「自分の登りたい山」を見つけるでしょ。そう思います。