第540話・・・十月十日(とつきとうか) <日々新た>
2006年 12月 30日
それで中学生とか小中学の先生達に、
「今日は何の日ですか?」って質問してみたんだよ。
「体育の日」ってみんな答えるわな。それで他にありませんか?
って聞いても答えが帰ってこないので、
「じゃあ、この4つの文字を合わせたら一つの漢字になります、
何ていう漢字でしょう?」って聞いたら、中学生が「朝」と答えてね、
はい、正解です!ピンポ~ン!って誉めてあげたんよ。
「それでね、これには深い意味があるんだよ、それを今から教えます」って
言ってそれで話を始めた訳。「これは十月十日(じゅうがつとうか)と読むけど、
(とつきとうか)とも読みます。
その意味は赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる期間です。
では、この期間を日数にしたら何日になるでしょう?」
「ハイ、310日です」、「いや、ちょっと違います」
「わかりませんか?、じゃ教えますね。答えは290日です」
「ええ、何でですか?」、「君は一ヶ月を30日と数えたでしょう。
所がこの場合は赤ちゃんの誕生ですから、ひと月は28日と数えます。
女性の生理の周期の日数です。分かりましたか。
普通の暦は太陽が関係していますが、出産はお月さんが関係しているんですよ。
これを陰暦と言ってね、赤ちゃんが生まれる時刻が潮の満ち引きに
とても関係するのはその為です。
ですから赤ちゃんはお母さんのお腹に290日間いて、
この世に生まれてくるんだよ。これを十月十日(とつきとうか)と言います。
生命の誕生!、凄いでしょう。朝は太陽が昇るよね。一日の始まりだよね。
だから、朝を大事にすることは生命を大事にすることと同じなんだね。
十月十日を体育の日と決めたのはそういう意味があったのかな?。
もしそうだったら体育の日を決めた役人さんは偉い人だよね。
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今日は2006年12月31日。一年の終わりです。
今年もいろいろお世話になりました。ありがとうございました。