第529話・・・・おーい、男は何しているんや <日々新た>
2006年 12月 18日
結婚してまったく初めての旅行らしいわ。
飛騨の高山と世界遺産の白川郷へ行ってきたんやけど、
そこで道中、いろんなこと発見したよ。
一番感じたのは「世の中は若者と女性で動いているんか!」ってことやった。
電車に乗っているのも女性、観光しているのも女性、働いているのも女性…、
一体これはなんや!って思ったわ。
数少ない男は疲れてグッタリ。元気なんは全て女性なんやもんな。
ほんまにビックリや。そんで街ん中にでれば若者ばかり。
くそ暑い真夏に背広姿で汗拭いているのはオッサンばかり。
若い子の髪型や色や服装がパワフルで活き活きしているのにはビックリや。
わし自身ちょっと価値観が変ったわ!。
今の若い者は夢がない、って大人は言うけど、あれ間違いやな。
夢がないのはオッサン連中や。
浮世離れした田舎でも男は疲れていたね。
元気なのは子供と女性。
大都会でも活き活きしているのは若者と女性。
テレビを見ても同じ。一体男はどこで何しとんや!って思ってしまったよ。
夜の飲み屋でも、活気づいて繁盛しているのは女性客と若者の多い店やもんな。
オッサンの居場所はないねん。
接待で高級料亭に行けない者は、
赤ちょうちんで肩を寄り添わせながら会社のグチをこぼすのが精一杯。
サラリーマンも電車は朝早い時間に乗って、
夜は遅くグッタリ。会社でこそ存在感はあっても、
一歩、外に出ればただのオッサン。
男ってほんまに無力で情けないんやなあ!って思ったよ。
生きる空間が狭いんやな。狭いとこでしか生きられない動物や。
世の中は男と女の比率は変らないのに外で目立つのは女性。
そういう光景ばかりがやけに目に付いてしょうがなかったよ。