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by kusanokenji
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講習会(福島)

皆さんのバレーは楽しいですか?
講習会(福島)_c0000970_23144250.jpg
第460回<自然体バレー塾In坂下(ばんげ)>   開催要項

12月16(土):155名:指導者47名、小学・中学108名
12月17(日):145名:指導者45名、小学・中学100名
参加者:300名(2日間)★受講者累計 76、650名)

講習会(福島)_c0000970_23155213.jpg<立派な看板でした>・・・本当にどこに行っても立派な看板で迎えていただき恐縮です。今回はちょっりぴ可愛い部分を写真掲載しました。実行委員の皆さんの熱意に頭がさがります。

<福島初登場>・・・福島県は初めてです。ちなみにここは難読な地名で会津坂下(あいずばんげ)と読みます。福島県は言わずとしれた広域スポーツ推進県。関係者も3名参加。総合型地域スポーツクラブ育成に熱心で日本でも有数の取り組みを感じました。全国各地で地域総合型に取組んでおられる方で悩んでおられる方がいれば福島の担当の方をご紹介しますのでご連絡ください。地域によって取り組みの温度差がありますが「いいもの情報共有」からはじめるのも大事です。今回の参加者は県外から仙台、東京、栃木など。県内も会津地区を中心に福島市や白河や隣町などから参加していただきました。参加者の話を聞いて自然体バレーへの興味の高さを改めて知った次第。へえ~、こんなところでも本やDVD、ブログなどを読んでくれてる人がいて、講習会への参加を待ち望んでくれていたんだと素直に感激。このブログも沢山の人が読んでくださっており、とくに「日々新た」には関心度が高いようです。来年からはこれも絶版になった「響(ひびき)」から連載しようかと考えています。今回感じたことは東北人特有の「穏やかで粘り強い」人たちとの関わりでした。お陰さまで実のある2日間を過ごすことができました。小学生指導者10数名の方が泊り込みでの参加は立派。よく勉強されている様子が伝わりました。ここ会津地区では目だった体罰や暴言などがないそうで、子供たちも伸び伸びと動き回っていました。
<どんな話をしたの?>・・・練習メニューもいろいろだけどお話もいろいろ。こどもの「もっと話が聞きたい!」という声につられてついつい喋りました。登りたい山を見つけよう、ウサギとカメ、ハリネズミ、ネズミたちの会議、サルの親子とライオン、鉛筆型人間、努力のツボ、酔っ払いはなぜ倒れないのか、ゴールデンエイジの話、自然体用語の解説、常識の勘違いの話・・・・まあいろいろでした。相手が聞き上手で、大人も子どもも食入るような目で見つめられるとこちらが乗せられてしまいます。いい時間を共有できて今回もハッピーでした。
<クラブの存在意義!?>・・・部員が少ないのがどのチームも共通の悩みとか。大体10人前後が多いそうです。当たり前ですよね。今の子にとってチームに魅力がない結果ですから。サッカーや野球にとられてしまって・・・・・と言う前にサッカーや野球に負けないようにするにはどうすればいいの?と頭を回転させましよう!塾が忙しくて・・・と言わせないようにするためにはどうすればいいの?・・・こんな発想の指導者になりたいものですね。今回の講習会主催の地域総合型「坂下バンビー」のバレーボール部は部員30数名。これ以下にはならないそうで練習は週に3回。運営スタッフは6名。で、運営スタッフのベクトルの方向を見つけるのが今回の講習会開催目的の一つでもあったのではないかと推察したわけです。てな訳で隠された裏テーマは「私達はどこへ向かって走ればいいんだ!」。大体「船頭おおくて船進まず!」が人間集団の弱点で世の常。逆にワンマンで独裁になるのも困りますがリーダーの資質の問題は規模の大小に関わらず重要な問題です。そもそもチームをスポーツ少年団に登録する段階が悩みの序章。試合に参加するのが前提ですから「勝ちたい!」「負けるのはイヤ」と思うのは人情。しかしだんだんエスカレートしてしまって「大人のエゴをだすな!」「主役は誰だ!」「子供が主人公でないのか!」と叫びたくなるのも時間の問題。そして泥沼化していくのも時間の問題。17名参加で盛り上がる懇親会の席上、私は問うた。「坂下バンビーは部員が県下でNO1! そしてみんなニコニコ! これ以上何を求めるのですか?」と。目指す山を間違えるとうまいこといきまへん。あくまでも「こどもが主人公」のスポーツ少年団を作って欲しいのが私の願いです。勝つために頑張る少年団チームは個人的には興味がありません。なぜならば何かに怯えているような目、子供なのに監督の顔色ばかり伺う顔、笑わない小学生、ケガを隠す小学生、あちこちテーピングだらけ、装具で身を固めている小学生、勝った負けたで狂喜乱舞する○○、審判をヤジるベンチ・・・・僕には見るに忍びない光景なのです。そんな子供たちをみていると「私達を犬や猫や馬みたいに調教するな!考える力があるんだ!自分で伸びる力があるんだ!」と叫んでいるような気がするのです。「あらー、勝っちゃった、どうしよう!うれしいー!」ぐらいのほのぼの人間集団育成がいいなー!「ばんげバンビー男前4人衆」のやんちゃな2年生たちぐらいでちょうどいい!こんな子が将来社会に貢献できる人間に育つのではないかと期待するのです。
by kusanokenji | 2006-12-17 23:12 | ■講習会リポート