第527話・・・輝いている先輩 <日々新た>
2006年 12月 17日
前のキャプテンのミコの話したるわ。あの子は今カウンセリングの勉強と老人介護ヘルパーの勉強に行ってるのは知ってるやろ?。なんでそんな勉強するようになったかいうたらな、たまたま家の風呂が壊れていて近くの銭湯に行くようになったんやて。そしたらな、いつも顔を合わせるおばあちゃん達がいて、「元気か?気をつけて帰りや!」とか「体の具合はどう?」とか毎日毎日会えるのに、そのおばあちゃん同士の会話に凄くビックリしたんやて。感謝とかいたわり、思いやりが沢山あることにな。体にはあちこちに手術の跡があったり、不自由な体やねんけど、「生きてる!」って実感するそうや。自分の周囲では人間らしい思いやりや誠意と接することが少なく、悶々としていたけど「ここにあるやん!」ってハッとしたそうや。それで自分もこの人達と接したい!、という気持ちが芽生え、老人介護の勉強をする気になった、と言っていたよ。
実習で一人暮らしの老人宅に行ったら、冷蔵庫の中を調べて危険な食べ物や腐った食べ物の処理もするんやて。けど、自分でやってしまったらあかんそうや。必ずその老人に説明して自分でやらせるようにするんやけどこれも大変らしいよ。中にはぼけてる人もいるし、頑固な人もいて大変らしい。それでな、彼女は介護には食べ物について正しい知識も必要と思い、「調理師の免許も取りたい!」って言うてたよ。君らの先輩がバレーを引退してからも、どんどん前向きに輝きながら生きてくれることが僕にはすごく嬉しいんや。いい先輩が目の前にいるんやからどんどん自分から近寄っていけばいいんや。いい人の側にいれば自分もいい人間になれるしな。彼女やったらきっと君らの相談相手になってくれると思うよ。
実習で一人暮らしの老人宅に行ったら、冷蔵庫の中を調べて危険な食べ物や腐った食べ物の処理もするんやて。けど、自分でやってしまったらあかんそうや。必ずその老人に説明して自分でやらせるようにするんやけどこれも大変らしいよ。中にはぼけてる人もいるし、頑固な人もいて大変らしい。それでな、彼女は介護には食べ物について正しい知識も必要と思い、「調理師の免許も取りたい!」って言うてたよ。君らの先輩がバレーを引退してからも、どんどん前向きに輝きながら生きてくれることが僕にはすごく嬉しいんや。いい先輩が目の前にいるんやからどんどん自分から近寄っていけばいいんや。いい人の側にいれば自分もいい人間になれるしな。彼女やったらきっと君らの相談相手になってくれると思うよ。
by kusanokenji
| 2006-12-17 22:52
| ■連載“日々努力”