第526話・・・僕の大事な人たち <日々新た>
2006年 12月 14日
何人かと話してる中で、「わしにとって、お前らは大切にしたい人や。これからも一生付き合っていくんやで」って話しになったんや。涙流す者もおって、ああ、ええもんやな、共に苦労してきた仲間はいくつになってもええもんやな、ってつくづく感じたよ。
若い時は泣いたり笑ったり喧嘩したり仲良くしたりいろいろするけど
それはな、駆け引きがない証拠や。兄弟ゲンカもそうや。
ところが段々損とか得とか利害が絡んでくると、
思うように自分を表現出来なくなってしまうんや。
人として醜いことも、人として恥ずかしいことも忘れて
しまうんや。それが大人の世界かもしれんが
みんな心の中では「イヤヤ、イヤヤ」思いながらも
損することをしたくないので表と裏の顔ができてしまうんや。
それで、歳とるとお互いにストレートな感情を出せた頃が懐かしくなって、
童心に戻るんかな。20年前、30年前に瞬間にして戻れるようやで。
お前らもな、今は悩んだりしていいねん。
ケンカしていいねん。それはな、駆け引きのない証拠や。
それがまたいい仲間に育つんや。
お前らにとっての「大切にしたい人」がこの仲間であることは間違いないねん。
今はな、わしにとっても、お前らにとっても「大切にしたい人、大事にしたい人」
を仕込んでる時やな。
いづれ分かる時がくるんやからまあ、今のうちに沢山喧嘩しとけや。