第519話・・・三つの罰を与えたよ <日々新た>
2006年 12月 07日
寛大な処置やと思うかもしれないけど「罪を憎んで人を憎まず」、っていうのがわしの考え方や。もし、本人が反省の色を見せず、努力をしないようなら考え直さないといけないけど、処罰と言うのはあくまで本人の反省と立ち直りのきっかけにするものであって、本人を責めてダメにするものではないことを皆も理解して、温かく見守ってあげてくれ。将来、「笑い話」で済まされるようになることを祈ってる。親から預かっている立場としても大きな問題であるし、ここの所を本人も分かって欲しい。以前から言ってるけど、「一度失った信用を取り戻すのは大変や」ってこと、そっちの方がこれから大事やな。チーム全体の問題だからね。
これで今回の問題は終り。後は本人の努力だけ。謹慎期間中の練習時間は合宿所勤務。担当は掃除部長!便所掃除や裏方の仕事してどれだけ自分を磨いてくれるかだけやな。人間は時々誘惑に負けて「魔が差す」ことがあるもんや。でもな、してはいけないことは絶対してはいかんのや。そういうことをしっかり学ぶのもバレーボールやで。技術も大事やけど人間的な基本を学ぶのはもっと大事ゆうことを理解してくれ。このことを無視したら松下電池でバレーボールやる資格はないと同じやからな。