505話・・・嘘も方便 <日々新た>
2006年 11月 16日
人に嘘ついたらしんどいでー。嘘がバレないように記憶しておかんといかんからや。嘘ついたことを覚えておかないと、いつボロが出るかわからんやろ。嘘つく人は、そのことがバレまいとしていつもビクビクして暮らさんならん。そして、嘘を守るために、又嘘をつく。借金を返すために、更に借金するようなもんやな。しまいには破滅してしまう運命や。こんなこと止めた方がいいのに決まってる。でも止められへんらしいんやな、嘘つく人は。ほんまにおるんやで。気をつけや。バレー部のなかにはいないと思うけど。ええ格好しいが危ないな。見栄っ張りとか、負けず嫌いとかも危ないぞ。
人間正直がよろしい。ただ、「嘘も方便」っていう言葉がある。
「嘘も、時と場合によっては必要な時がある」っていう意味や。
昔なあ、全日本に島岡という選手がいたんや。ミュンヘンオリンピックの時の選手で金メダルとった選手や。彼が学生の時の話やけどね、試合中に、ボールを追っかけてフライングして客席に飛び込んだ選手がいたんやて。それで島岡キャプテンが審判に呼ばれて危険プレーを注意されたんや。「あんなプレーは止めときなさい」って注意を受けたんや。そこからがおもしろいんやな。島岡選手はとっさに「このまま、選手達に本当のこと言うたら意気が下がる」と思って、円陣組んだ時、「おい、今のプレーをな、審判もナイスプレーと誉めとったぞ」と伝えたそうや。そしたら選手達がハッスルしてそのまま試合に勝ってしまったそうや。
この場合が「嘘も方便」ということやな。こういう場合の嘘はまあ、悪い嘘ではないわな。機転の利いた「いい嘘」や。これは余談やけどわしも、本当にブスな子には「ブス」とか「ブタ」とかよう言わんよ。
人間正直がよろしい。ただ、「嘘も方便」っていう言葉がある。
「嘘も、時と場合によっては必要な時がある」っていう意味や。
昔なあ、全日本に島岡という選手がいたんや。ミュンヘンオリンピックの時の選手で金メダルとった選手や。彼が学生の時の話やけどね、試合中に、ボールを追っかけてフライングして客席に飛び込んだ選手がいたんやて。それで島岡キャプテンが審判に呼ばれて危険プレーを注意されたんや。「あんなプレーは止めときなさい」って注意を受けたんや。そこからがおもしろいんやな。島岡選手はとっさに「このまま、選手達に本当のこと言うたら意気が下がる」と思って、円陣組んだ時、「おい、今のプレーをな、審判もナイスプレーと誉めとったぞ」と伝えたそうや。そしたら選手達がハッスルしてそのまま試合に勝ってしまったそうや。
この場合が「嘘も方便」ということやな。こういう場合の嘘はまあ、悪い嘘ではないわな。機転の利いた「いい嘘」や。これは余談やけどわしも、本当にブスな子には「ブス」とか「ブタ」とかよう言わんよ。
by kusanokenji
| 2006-11-16 21:10
| ■連載“日々努力”