463話・・・大卒の新入社員教育 <日々新た>より
2006年 09月 20日
学生と社会人の違いやな。働くことの心構えや。
その中のポイント・・・「失うものが4つある」を説明しよう。
学生から社会人になると失うものが4つある!
1つ目は時間 ・・・ 高校までは時間がキチンとしているけど大学生は自由や。夜中までマージャンして昼はアルバイトか昼寝。そんな奴がゴロゴロしている。時間を自分で決められるのが大学生の特権みたいなもんやな。でも会社に入れば朝の8時から夕方の5時までは会社に拘束される。通勤時間や残業を考えると1日の半分以上は会社の時間やな。会社に縛り付けられる時間が12時間上。大学生みたいに、時間が自分の自由にならない、つまり自由な時間を失うってことを話したよ。
2つ目は、付き合う人を選べないということ ・・・ 学生の時は自分で自分の好きな友達を選べた。あの人は嫌いやからと思えば付き合わなくても過ごせることができるけど、会社に入れば職場の人とか仕事の相手とどうしてもお付き合いが必要になってくる。自分が嫌でもなんとかしてうまく付き合っていかなければならない。
18歳から60歳までの男女が一緒に仕事するのが会社や、という話。
3つ目は住む所を選べない ・・・ 君らの所属場所、勤務場所は自分で選べないよ、すべて会社の命令に従わなければいけないよ、それがいやだったら会社を辞めるしかない、会社の転勤命令には逆らえないよ、海外勤務も含めて全国何処にでもいけますか、その覚悟はありますか、それが大卒社員、総合職の条件だよ。学生の時は自分で好きな所を選べたけど社会人になるとそうはいきませんよ、という話。
4つ目は上司 を選べない ・・・ 会社に入ると上司は自分で選べないんですよ。大学では好きな教授の授業を選んで受けれるけど会社はそうはいかない。嫌いなタイプの上司についていかんとダメや。そうしないと困るのはあんたや。いやだったら会社を辞めんといかん。社会人になるということ、大人になるということ、働いてお金を稼ぐということは自分の思うとおりにならないことが多いということを話したんや。好き勝手なことを言ってる間はまだガキやで、というこっちゃ。そういう話を大卒の新入社員にビシビシ言わんとアカンのや。他の会社の人の話は「君らに期待している」とかの話が多いけど、ワシはそんな甘いことは言わんかった。現実の話をした。いやだったら辞めるしかない。その覚悟で職場に行け!と、厳しいことばかり言った。その方が彼らのためになるからや。