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by kusanokenji
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第36話(1月26日)・・・情けは人のためにならず

「人に情けをかけるのは、相手のためではありません。廻りまわって、自分のためになることですから、人にはどんどん情けをかけてあげて下さい。」
これが、本来の意味です。ところがまったく逆に解釈している人がいます。困ったものです。
テレビの人生相談番組で有名な俳優さんが「人に情けをかけると、その人のためになりませんからダメです。情けは人のためにならず、というでしょう」と、堂々と説教されていました。私は唖然として、開いた口がふさがりませんでした。幻滅、失望、こんな奴テレビに出すな、と言ってやりたくなります。情けをかけるとは、人間としての思いやり、愛情を相手にそそぐことです。困っている人をみて愛情を注ぐことは、人間としてとても重要なことです。そういう行いが、いずれ自分に返ってきます。それを「人間の徳」といいます。道徳の徳です。人間にとって「徳」は本質的な部分になります。諺も使い方を間違えるととんでもない恥をかくことになります。注意しましょう。
by kusanokenji | 2005-01-26 12:04 | ■連載“日々努力”