436話(8月6日)・・・うまいこといくには
2006年 08月 07日
そういうことを考えなければいけないことが問題。
楽しいことは時間を忘れて夢中になるものです。
それは子どもでも大人でも同じこと。
パチンコやっている人に「もっとやる気を出せ」とは誰も言わない。
ゲーム機に夢中になっている子どもに「やる気を出せ」とは言わない。
漫才見てゲラゲラ笑っている子に「不謹慎」とは言わない。
でもダラダラしている選手を見ると「やる気を出せ」といいたくなるもの。
指導者はキビキビと行動する姿を夢見るものだからです。
だったらそうさせたらいいじゃないか!
それも、怒らず怒鳴らず、ソフトで優しく言いながらだよ。
すぐに熱くなって怒る人を見ると
「ダラダラさせてるのはアンタやないか!」と言いたくなる。
自然に頑張りたくなるものを目の前に提供してあげればいいんです。
そして頑張りすぎてパンクしないようにブレーキをかける眼で見守りながら
次の段階に進むメニューを出すタイミングを測っておくのです。
こういう作業を際限なく繰り返すのが指導者の役目ではないでしょうか。
こうして選手はどんどん可能性、潜在能力に磨きをかけてゆくのです。
あくまでも「出すタイミング」ですよ。タイミングが重要ですよ。
「次は何をしようか?」と悩んでいるようでは話になりませんよ。
これを行き当たりバッタリ、行き先不明、トンボの寝返り?(意味不明)
指導者は選手に求めすぎ、選手は指導者に求めすぎ、
これじゃうまいこと行くわけありません。