426話(7月19日)・・・一人前について
2006年 07月 19日
分母を学年、分子を仕事、答えが1人前
一年生は一つの仕事をしなさい
二年生は二つの仕事をしなさい
三年生は三つの仕事をしなさい
と、こんなふうにして部活動研修会では話を進めていきます。
「一人前の新人とは?」、「一人前の一年生とは?」と考えることです。
一年生だからボール拾いばかり、声だしばかり・・・とんでもありませんよ。
「自分のことをちゃんと出来るようになること」が新人や一年生の最大の仕事です。
その中の一つにボール拾いもあれば、準備や後片付け、挨拶などいっぱいあります。更には基本の技術も一年生の内に身につけておきたいものです。
小学校からいきなり環境の変わった中学校にはいると
自分のことだけでも精一杯になります。いろいろ不安もあります。
そのとき先輩の面倒も見る余裕なんてありません。
二年生の一人前とは「自分のことと、下級生の面倒を見る」この
二つのことが出来たら「一人前の二年生」なのです。
三年生の一人前とは「自分のこと、チーム全体のことを見る」ことです。
一年生や後輩に命令している先輩なんてもう時代遅れです。
つまり、一年生の時「自分のことは自分で出来る」ようになっていない
生徒がそのまま先輩になってしまうと、自分のことを後輩にさせて
しまうようになるということです。これがチームづくりの基本です。
最初のボタンを掛け間違うとず~っと正常には戻りません。