407話(6月21日)・・・恩師
2006年 06月 20日
前年に続いて2回目です。嬉しいですね。昨年はここ
県下の全種目の部活動に携わっておられる先生方が対象です。
県下の各中学校から160名の先生が集まられるそうです。
交流といっても一方的に私から話をする講演ですが・・・。
そこで僕が一番伝えたいことは、実は次のような話なのです。
以前、今でも公私にわたって懇意にさせていただいているM電器産業の本社役員をされているMさんにこんなことを言われたことがあります。『なあ、草野君、俺の息子が大学受験になんとか合格したんだが、その息子が中学校の先生に報告してないんだよ。どう思う?それで俺はちょっときつく叱ったんだ。「これから先の人生も、お前が悲しい時に一緒に悲しんでくれて、嬉しい時に一緒に喜んでくれるのは私ら肉親とそして小学校と中学校の恩師なんや!」と言ったんだ。そう思わんか。大人になれば人の不幸は蜜の味というし、成功すれば嫉妬されるし、なかなか思うようにいかんもんや。その点、小学校、中学校の先生は利害関係がないから教え子のことをいつまでも心から気にかけてくれる。親の気持と一緒だな。本当に小学校、中学校の先生は凄いと思うよ。うちの息子と先生もいつまでもそういう関係になってもらいたいんや、ず~と感謝の心を持ち続けてもらいたいんや、今の俺みたいに・・・・」としみじみ語ってくれました。
僕の講演は結構辛口ですが、伝えたいことはこういうことです。僕らが僕らの時代の中学校の先生を尊敬しているように、今の子供達から将来にわたって尊敬される先生になってください、と伝えるのが一番の狙いですが本番にならないとどうなることやら・・・。