406話(6月20日)・・・ちゃっかりネズミと正直キツネ
2006年 06月 19日
<チャッカリネズミ>・・・わがままな上司にみんな困っていましたが、一匹だけ上手にゴマスリながらうまくお付き合いしたネズミがいました。そのネズミはあとでチャッカリと出世していきました。
<正直キツネ>・・・正直者のキツネがいました。彼は上司の悪いことを見逃すことが出来ずに正義感を持って意見したら会社を首になってしまいました。
この二つの絵本を子どもに読んだら子どもが「二つの話は違うね。一つは嘘つけ、と言っているし、もう一つは正直になれと言ってるようね。どちらが正しいの?お父さん?」と聞きました。お父さんは「正直者のキツネが正しいと思うよ」と答えました。あなたならどうしますか。ストリーでは自分の会社の会長のスキャンダルを暴こうとするキャスターとそのスタッフの心の葛藤の話。スクープ報道に同調すれば会社からクビになる。かといって黙って見逃したら生活は安定するが報道マンとしてのプライドが許されない・・・・さあ、安定した生活をとるか、貧乏を覚悟してまっとうな人間の生き方を選ぶかの究極の選択場面での話でした。