401話(6月12日)・・・負けて小言言うな
2006年 06月 13日
それだけ準備が足りなかった指導者の責任以外何もないからである。
自分は試合に負けた原因を選手のせいにした経験がない。
「お前のせいで負けた」なんてどの口から言えるか。
一斉、選手には何も言わない。
「ご苦労さん」だけである。そして美味しいものを食べさせる。
「勉強になった」「課題が見つかった」などとも言わない。
何故なら、一番にならないかぎり毎回言わなければいけないからである。
同じことは二度と口にしたくないから毎回、毎回「勉強になった」「課題が見つかった」という人の気がしれない。そんなに「勉強すること」「課題が見つかった」ことが毎回違うとは思えないからである。それよりも、もっと考えること、やるべきことがある。日々の中にやるべきことがあるということだ。指導者としての心得の基本だろう。まして、「お前のせいで試合に負けた」などと間違っても小学生に言ってはならぬと自分は思う。まさしく負の連鎖の出発点になりかねないからである。
サッカー日本がオーストラリアに負けた。
テレビを見てとても残念に思えた。力が抜けた。
ああ、自分も日本を応援しているんだ、と思えた。
世間では監督批判や選手批判をいろいろ言うてるみたいだけど
応援に応えることが出来なかった監督や選手の
悔しさが分かるから 僕は何も言えない。
応援してくれる人の期待を裏切った経験を何回もしてきたので
選手や監督の気持が痛いほどわかる。ましてや国民みんなの期待
を一身に浴びての試合だけに痛々しい。
そんな暖かい目で見てくれる人もいるはずだ。