391話(5月31日)・・・二度と言うまい
2006年 05月 30日
「これまでの指導が正しかったのが証明された」
「1発も叩かずに勝てたのが嬉しい」
と新聞に僕のコメントが紹介されたことがあった。
それを見た瞬間、「もう二度とこんなこと言うまい」と心に誓ったことを思い出した。
何だか自分のコメントが安物に見えたのである。
試合に勝ったから正しい!
試合に負けたから間違い!
そいう物の見方、考え方が安っぽいと思えたのである。
そんなことを言った自分が情けなかったのを今でも覚えている。
「いつも自分の最高の指導を出す」と常日頃言ってるのに
勝ったからとか、負けたからとか、どうしてそんなこと喋ったのか
それだったら日本中の指導者は全部間違っていることになるではないか。
まだまだ修行が足りん!と思った。
勝っても負けても正しいものは正しい筈である。
今日もこれまでの最高の指導をやろう!という気持ちがある限り
どんどん進化させる。これが「破壊と創造」
そういうものを求めて指導を続けていきたいものである。
昨今、試合シーズンで小学校も中学校も高校も、そして大学もママさんも、
悲喜こもごもだけれども本末転倒にならぬよう心のコントロールの参考までにどうぞ。