講習会(牧之原市)
2006年 04月 16日
日時:平成18年4月14(金)~16(日)
内容:1日目:榛原中学校単独(15名)
2日目:高校2、中学校5チーム・・・吉田中学校体育館(130名)
3日目:中学校5チーム・・・榛原中学校体育館(100名)
(計245名★受講者累計 59,745名)
今度の本に載せようかな。
<強いリーダー>・・・H中の○○キャプテンがいい。ものすごく成長していた。中学生とは思えないリーダーだ。彼女を中心に最高のチームワークを形成していた。「気」が体の中を走り抜けている感じだ。中学生らしくて可愛いが、実業団の選手でもそこまで「機転」が利く選手は見かけない。中学生でもここまでできるのかと感心した。何が凄いのか・・・14歳にして同年代を率先垂範して引っ張っていく力である。自然体バレーのドリルは全部マスターしているようで、それを日によって、あるいはチームの課題状況によって組み立てることもできているようだ。いい加減な指導者なら「それは違います!」と一喝されそう。殆んどの選手が150センチ代だが徹底して自然体バレーに取組んでくれており「拾えるチーム」になっていた。ちょと楽しみだ。
今回も豊橋や浜松など遠方から個人参加の指導者が熱心に勉強されていた。「自費参加」の分だけ身につくのがこの種の勉強。視野を広くすることで今まで悩んでいたことが解決することもある。果報は寝て待ては古い。果報は身銭を切れが新しい格言かな。教養に使う自己投資、体につかう自己投資が自らを救うことになるのは間違いない。
選手には「エースの代役はいるけど 君という人間の代役はいない。何故なら君という人間は世界でただ一人だからだよ」という話をした。今回も中学生、高校生が240名集まった。全員が笑顔で、全員に充実感を持ってもらうのが塾のスタンスである。したがって3人レシーブやコンビ攻撃などの、いわゆる常識的なドリルは皆無。それに慣れている指導者はビックリすることだろう。教師や関係者には「小学校、中学校が連携して高校で花を咲かせる指導をしてください。そうすれば他県や他地区からスカウトしてチームを強くする必要はない。地元の子どもが地元の高校に憧れを持てるようにしてあげるのが大人の務めではありませんか」と訴えた。どうも高学年になるほど大人の動きが鈍い。
ゆるやかな枠の中で自由度を広くして子どもを導く指導方法がどういう意味をもたらすのか、理解できる保護者や指導者が多いほど子どもは育つ。