第349話(3月24日)・・・佐藤一斉「重職心得箇条」7
2006年 03月 23日
『知識というものはごく初歩というか、一番手近なもので知識がいくらあっても見識にはなりません。見識というのは判断力です。見識が立たないと物事は決まらないのです。
見識の次に実行という段になると、肝っ玉というものが必要になる。これは実行力です。これを胆識と言います。知識・見識・胆識、これが「識」というものの三つの大事なことです。人間には骨力、気骨というものと知識、見識、それに度量いうものがなければならない。重職たるはなかなか大変で、細かいことにこだわっていてはダメです』と安岡正篤さんは解説しています。
一を知って十を教える・・・・まさしく見識のなさ、判断のなさに思えます。