第347話(3月22日)・・・佐藤一斉「重職心得箇条」5
2006年 03月 21日
『胃が痛む、肝臓が変だ、これは一つの気。微妙な気、病気、やまいの気です。これを感じるとすぐそれに応じて適当な薬を使うとか、あるいは医者に診せるとか、これはみな「応機」ということです。あらゆる問題には「機」というものがあり、微妙な機能、働きですね。何事によらず、微妙な動きにてっとり早く対応することが「応機」、これが肝要である。機に応ずる、機を見ることができないとみすみす後になって苦しまなければならないという意味です。』
そういえば、偉い人ほど何かあったらすぐにハガキやお手紙を頂戴することが多くあります。機に応じるというのは「目配り」「気配り」「こころ配り」のことかな。