第346話(3月18日)・・・佐藤一斉「重職心得箇条」4
2006年 03月 16日
『ある問題を解決する場合、まずこうでなければならんという自分の案が見つかっても、過去のしきたりや、決まりがあってタイミングを失い実行できないようなことがあってはならぬ。また、自分の案を持たず、古いしきたり、因習から入っていくのは今頃の役人の共通の病気である』
つまり、いい考えがあっても過去の風習、因習などで潰されることがあってはならない。また、自分の考えは何も持たない役人が多いのは困ったものだ。こういう役人になったらダメだ、ということが書いてありますね。こういう文を読むと現代とまったく一緒だと感じてしまいます。