第343話(3月15日)・・・佐藤一斉「重職心得箇条」1
2006年 03月 14日
『重職、つまり重役に就いている者は、どっしりとして重みがあり、その人がおると人々が落ち着くというふうでなければならぬ。軽々しい、軽薄だということはよくない。くだらぬ枝葉末節に走らず、大事なところを見逃さない。その人にかかれば厄介な問題も自然に落ちつく。静む、鎮定する、人心、民衆の心を落ち着かせる人であらねばならぬ。頭がいい、才がある、弁が立つなどは優れたことではあるが人物学という鑑識、評価から見れば第3等の人物でしかない。』
頭がよいだけでは大した人物ではないということですね。
地位がある、金がある、話が上手い、そつがない・・・・
つまり「やり手」と云われても大した人物ではないということですね。
昔、「立派な人より 感じのいい人になろう!」と本に書いたことがあります。
それが結構みなさんに受けがよかったことを思い出しました。