第331話(2月27日):不思議な夢!
2006年 02月 27日
「あぁ、夢だったのか」と思ったがその内容を覚えている。
内容はこうだ。
『某有名企業の某氏。某有名国立大学出身で50歳。40歳から課長職で仕事もできる男だが実直な性格、優しい人間性が災いして急変化をする職場の人間関係になじめず精神的に挫折。休職中の身であったがその彼のブログに「復職します。職場に行くのが不得手な人のために力になりたいから・・・」と書いてあったのが目に付いた。で、もう1回ブログを見ようとしたがそのブログがなかなか見つからない・・・・』で、目が覚めた!っていう夢。ブログなんて実際はないのだ。
「職場に行くのが不得手な人の力になりたい・・・・」というところに感動した。フトンの中で何回も感動した。自分の苦手を克服した人間の力に感動した。挫折から這い上がることの力を感じた。精神的に落ち込んでいる人たちに伝えてあげたいと思った。あぁーいい夢だったなーと思った。その人物は心当たりの男だった。ああ、そうか、彼はそういう心境なのかと思った。きっと彼は一回り大きい人間になって社会復帰してくれると思った。
で、思った。バレーの指導者もいろいろな人がいるが、どうしても「勝ち」にこだわる人とはあまり個人的には接触したくない自分がいる。僕は裏表のある人間が嫌いだ。だから策士みたいな勝負師が好きになれない。人間の優しさを感じれない。これまで勝負の世界にいてその醜さとか品性に疑問を持っていたからである。勝敗だけにギスギス、ガツガツ、鼻息が荒く唯我独尊タイプにはなじめないのだ。だから今、ほぼボランティアに近い状態ながら、必要とされる地域に赴いての自然体バレーの普及活動にいそしむことが出来ているのだと思う。「弱気を助け強気をくじく」のではなく「弱者切捨て!」が肌に合わない。昨夜深夜のテレビで前の社会党党首の土居たか子議員のドキュメントがあった。78歳の今尚、衰えることなく憲法を守るために頑張っておられる姿があった。衆議院議長まで務められた人がマイホームもなし、マイカーもなしの生活・・・・・がやたら凄さを感じさせた。小学生中学生の部活動と触れていると、好きで入部したはずの部活動なのに「部活に行くのが苦手」と悩んでいる子が多いことに驚かされている。この子ども達を誰が守るのか、誰が救うのか! 講習会で、そういう子どもの力になれる指導者になって欲しいと訴え続けている理由である。