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第330話(2月25日):スケートと大腿四頭筋

平成スポーツトレーナー専門学校の魚住校長からニュースレターを頂きましたが興味深い話があったので要約を紹介します。トリノオリンピックの感想です。

『特にスピードスケートとジャンプは、日本選手と外国選手の脚の使い方がまったく異なります。日本選手は大腿四頭筋を使ってプッシュしているのですが、外国選手はハムストリングスと殿筋を使ってプッシュしています。この差が後半の大きな差になって現れています。
 スタートから大腿四頭筋を使ったプッシュを繰り返すことから、後半にエネルギー切れを起こしているのがよくわかります。前に、大腿四頭筋依存症といいましたが、本当にそのとおりです。大腿四頭筋を使ってプッシュするので押し出すタイミングが早くなり、そのぶん後方に押せないので直線でストライドが伸びません。そのストライドの違いは見ているとよくわかります。 直線での動きを横からみるとこのちがいがよくわかります。また、カーブワークを観るときに、大腿四頭筋が使われているか、すなわち膝の伸展動作を使っているか、股関節の伸展動作を使っているか見比べてください。日本選手の大腿四頭筋がグイグイ動いているのがわかります。 よく観ていたら、岡崎選手の脚の使い方はかなり股関節の伸展動作を使ったものになっていました。そのことが結果にも現れたといえるかもしれませんね。最初のラップは日本選手も早く入れるのですから、スピードは持っているのです。後はエネルギーの無駄使いをしない効率のよい動きを早く理解してほしいものです。
 また、我々は期待していなかったジャンプですが、ここでも日本選手は大腿四頭筋を使ったジャンプ動作になっており、外国選手は股関節の伸展動作を使ったジャンプになっており、その動きの違いが高く飛び出せない原因になっていると思われます。このこともいまだ気づかれず進歩することなく、停滞または退行しています。 能力はあるのに、力を出す動きになっていないということです。悲しいことです。』
by kusanokenji | 2006-02-24 18:03 | ■連載“日々努力”