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by kusanokenji
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第303話(1月24日)・・・スパイク理論(17)

ミート?

良く「ミートをよくしろ」と言われます。
そして「どうしたらミートがよくなりますか?」と言われます。
その時、「ミートを考えないでください」と僕は答えます。
そうするとみなさん「・ ・ ・ ?」となります。

スイング動作の手首のスピードはいくらくらいでしょうか?
例えば時速36Kmとします。(本当はもっと早いと思いますが)
1時間は3600秒ですから36000m÷3600秒=10m/秒になります。
つまり、1秒間に10mの速さで進むことになります。これを10で割ると
1m/0、1秒・・・0,1秒間に1m動くことになります。


ところで、人間がボールを見て、手が動き出すまでどれくらい時間が必要なのでしょうか?普通の人の反応時間は0,2秒で考えたらOKです。例えば「ミート」の場合を考えてください。時速36Kmのスイング中に反応時間が0,2秒かかってしまうと手首は2m先に行ってしまってるということです。つまり、スイング中は「あ~しろ、こうしろ」「ここでこうしよう!」と思っても、思いが動きとなって筋肉に伝わる間には0,2秒かかり、手首が動き出す頃にはボールはなし!・・・・・どうしようもないということがわかると思います。レシーブの「腕に当たるまでボールを見ろ!」というのと同じ理屈(理論ではない)です。見てどうしろって言うんでしょうか?時速36Kmのゆるいスパイクでも0,2秒間にボールは2m移動します。ボールを見てアッ!ここはダメだ!もう少し右側だ!と判断して修正しようと腕を動かす時にはもうボールはありません。目的と解決手段があってこその指導です。目的も手段もなく、なぜ?という疑問もなく、ただ周囲がやってるからとか、自分がこんふうに教わったからとか訳のわからない指導が多いのです。こんな矛盾したことを「指導」と呼ぶのもおかしな話です。そして出来なかったら怒られるんではたまったものではありません。みなさんどう思われます? とにかく初心者が聞いてわかりやすく、できやすく教えることです。プリーズ!コメント!
by kusanokenji | 2006-01-24 10:22 | ■連載“日々努力”