第287話(12月31日)・・・スパイク理論(2)
2005年 12月 30日
例えば上腕二頭筋を鍛えるアームカールの時は力コブのところを注視します。
意識を集中された筋肉は興奮して収縮を起こしやすくなるからです。
しかし、スパイク動作のとき腕に意識を集中させるとどうなるでしょうか?
伸びようとする筋肉(伸びなければいけない筋肉)が伸びにくくなるのです。
遠心力や慣性を伴った「腕の伸展力」を抑制する力が働くことになります。
本来、伸びなければいけない筋肉にエキセントリック・コントラクションが働き
伸びながら収縮している・・・完全に伸び切れない・・・筋肉がリラックスできない!
つまり、目に見えない体の内部では、スイングに不利な力が働いているのです。
下の新聞は昨年の12月に行なわれた福井での模様を報道した新聞です。
全国どこで行なう講習会でも、スパイクもレシーブも技術指導の時は、目に見えない体の内部での働きを説明しながらするように心がけています。
今年はこれで終わりです。全国のみなさま、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。指導者が変わらなければ子どもは変わらない!を肝に銘じ、謙虚に勉強していきましよう!