第272話(12月9日)・・・腐ったミカンの再生法
2005年 12月 08日
僕が一番エネルギーを注ぎ込んだテーマーでしたのでお答えします。詳しくはいろんな著書を見ていただければその概要がつかめますが、一言で言えば『周囲のミカンの「精気」で再生させよう』ということです。部員だけで解決できるものではなく周囲の人の力、例えば学校で心のケアーをしてくださるスクールカウンセラー的な役割を担ってもらえる協力者をいかに多くチームと関わりあってもらえるかということです。勿論保護者や同僚教諭、クラスメイトも範疇にはいります。この問題は監督や部員だけでは解決できません。チームが閉鎖的にならず、どれだけいい人たちに関わりあっていただける魅力あるチームづくりをやっているかが鍵を握っている、と僕は考えていました。僕は目先の勝利より人間的成長を強く部員に求める指導方針に努力してきました。そして、実際には部員の真の人間的成長はいろんな人との関わりから生まれることを学びました。実際に、手を焼かせた選手がその人たちのお陰でどれほど助けられたか計り知れません。その答えは、部員がバレー部を卒業後に出してくれます。思いの深い人たちに支えられてこそ腐ったミカンは再生できるというのが僕の結論です。またそういう人たちとは、僕個人としてもバレーを離れて尚、今でもお付き合いが続いています。自分にとっても一生の財産です。メールの方、今問題の選手はまだ「落伍者」ではありません。仮に退部しても「落伍者」ではありません。そういう視点で接してあげてください。メールの方、頑張ってくださいね。
<本日沖縄タイムス社さんより新聞を送っていただきました> ↓↓
