第258話(11月15日)・・・安岡正篤(まさひろ)に学ぶ④
2005年 11月 14日
勝負をして負けて、「参った」というのは日本人だけでしょう。
たいてい、吐き出すような悔しがる言葉しか出さぬが、日本人は、日本の武士は勝負に負けて「参った」という。「参った」ということは敵を偉いと言って誉めることです。これは立派な精神です。
とにかく人間は、我々は、親に、子に、妻に、師に友に参らねばいけません。参るということは神・仏様ばかりではない。人間お互いに参らぬような人間はこれは恥を知らぬ人間です。参れば必ず、進んで尽くしたくなる。その人の為に自分を犠牲にしていろんなことがしたくなる。
自分も相手も、お互いが相手に「参る」ことのできる人間になることだ。その為には自分が修養して、人格を高めていって、他人に「参った」と思える人になることが基本になる。

