第257話(11月14日)・・・安岡正篤(まさひろ)に学ぶ③
2005年 11月 14日
命を知ること・・・・
「人生は創造し、変化していくもの」ということを理解することでもある。
我々の「命」をよく「運命」たらしめるか、「宿命」に堕落してしまうかは、その人の学問修養次第である。これが命を知る「知命」、命を立つる「立命」の大切なゆえんである。人間は学問修養をしないと、宿命的存在、つまり動物的、機械的存在になってしまう。よく学問すると、自分で自分の運命を作っていくことができる。いわゆる知命、立命することができる。
何歳で病気して、災難に遭って、いつ死ぬ…、といったことを「定め」のように時を過ごすことが「動物的存在」であり、とどまる(宿)生き方に惰してしまうこと。血液型や生年月日のような宿命的なものは変えれないが、未来の人生を変えることはできる。ちなみに、安岡正篤の晩年の結婚相手は六星占術の細木数子である。