第2930話・・・バレー塾 in雫石
2019年 04月 04日
第1071回バレー塾
in雫石10(2019.3.30~31) レポート
実行委員会 上路 克彦
雫石でのバレー塾も10回目。
特別なことは何もしませんでしが、10年続けて開催していることの成果が見えるバレー塾となりました。
それは、学ぶことが好きな人が増えていること。努力することが好きな選手が増えていることでした。
【学ぶことが好きな指導者】
参加された方々は継続して参加されている方やLINE研修孫会員、
DVD、YouTubeで勉強されている方。
1日目の午前は講義。参加されている指導者は30名を超え、選手も550名が受講。先生の話をメモにとり、流される映像を真剣な眼差しで受講されていました。また、懇親会、二次会は勉強会。
たくさんの質問、内容。
気がつけば日付が変わっていました。
【努力をすることが好きな選手】
参加者は、開講前に、ほとんどのチームが2011w-upでアップをとる光景が見られ、開脚前屈の柔軟性も先生からレベル高いと話されるほど、日頃の取り組みが見えるものでした。自然体サンバ、スパダンⅡ、レシレボも多くの参加者踊ることができ、日頃の夏トレ、からだ作り・動きづくりを大切にしている様子がわかります。
10種2分トレも先頭の選手を見て、お兄ちゃんもお姉ちゃんもちっちゃい子もお母さんもみんな一緒にがんばりました。実技での草野先生の解説を聞き、映像を見る目もよかったですね。
講義は、JOC関連、スパイクの四大理論、ジャンプ、スイング、レシーブ、サーブ、未来への蕾と続きました。
赤ちゃんの泣き声を3秒で止ませる抱っこの仕方から、レシーブのブラジル3㎝(M字型の足)の話につながり、自然体の奥深さを知ることができます。
また、ITリテラシーの話に、これからの時代に必要とされるものを学びます。
実技は、10種2分トレ、5種トレ、弾かないレシーブ、力感のないスパイクを映像、解説、実技、アドバイス、実技をテンポよく、丁寧にくり返され、2日間で、参加者がそれぞれにレベルアップするものでした。特にスパイクスイングは、無理、無駄がなくなり、しなやかなスイングになっていく過程が見られました。
弾かないレシーブ、「グー、ぱっ、ぽん」。へそモゾをするときの手の形は水をすくうように。ですが、その際に薬指と小指の2本の指を横に合わせると体の反応がよくなるなど、本当に細やかな部分まで、ポイントを学ぶことができました。
午前の講義から実技と続いたことで、みなさん理解も進み、上達もしました。スイングの始まりは、腕の通り道のどこからでも良い。という内容、解説にも、みな納得していました。
講義も何回も受講し理論も学んでいるものの、実際、目の前の選手をうまくさせるための指導ができるか?となると、うまくいきません。
二次会で先生から、今日、ある選手のスパイクをひと言のアドバイスで直したんだけど、何と言ったと思う?と聞かれ、答えを出せず。正解は、「(テイクバック)顔の近くを通してみて」と、たったその一言で解決されたそうです。
そういう瞬間が何度も見られ、学ぶためにはLIVEが1番です。
目の前の選手のどこがよいのか、わるいのか。そこを見る視点、ポイント。その解決のことば(引き出し)のすべてが指導者の力量です。その力量を高めるためにも学び続けたいです。
東北6県から、
たくさんの参加がありました。
9月、10月、11月と東北でのバレー塾・講習会の予定があると聞きました。
東北連合として、さらに協力団結し学び合える仲間として、
進められたらいいなあと思います。
参加者みなさんの「自分力」を
高める10種2分トレをがんばっている姿が見られ、
学び合える仲間の広がりを感じたバレー塾。
日々、進化し続ける自然体。
次回も楽しみです!