第2908話・・・強化練習 in東京
2018年 10月 29日
第1051回バレー塾
自然体バレーin東京 強化練習会(糸川)
2018.10.27~28
スパダンⅡ製作
これをやって、あれをやって、これじゃ長いから短くしようか。と草野先生から指示がポンポン出てきます。そしてリズムに乗るために髪の毛が浮くようにしよう。首が動かないように。左足のタメの時、右手を回内する(これはその場しのぎで、前腕に力が入ってしまうので本当は右肩を少し前に出す)。ジャンプして間を置かずに下がる。など動きのポイントも確認しながら、少しずつ形になってきます。草野先生から腕はサークルスクラッチで足の動きは自由でいいから何か考えてみてと一言。指示を受けて動くだけでなく、創作に参加させていただくこともできました。この時間があることで自分たちがこのダンを作ったんだと思えるのだと感じました。生徒たちはついていけていたのかわかりませんが、次々と出される指示に対して必死に動いていました。
新幹線の中で考えてきたことを実践の場で組み立て、約1時間くらいで一通り流れができ、撮影。
そして一息ついて、ボールを使ったトレーニングに入りました。二段モーションキャッチボール。片方がウサギパス、片方は一段モーション、その後、打ってみる。レシーブキャッチ、レシーブ。どんどんドリルが進んでいきます。その間、間を作るためにジャンプをするまでの動き(遊びステップ)が大事。セッターがトスアップするまでは絶対にトスはこないのだから止まって待たない。など動きのポイントを整理させながら進んできました。スイングを振り切っていない選手が目につき、振り切っていないのは現象であってそれを直そうと思っても難しい。そこに原因はないんや。と自然体では当たり前の【AさせたければBさせよ】の指摘。
バックスイングに力が入っていることで余裕がなくなる。ここで、見本となる2人の選手のスパイクの打ち方の違いをみんなで考えました。スパイクの助走からジャンプではアクセントを置く場所は一瞬であり、腕を引く(犬かき、手羽先)動きはスイングをする上で邪魔になるということを全員が目の当たりにします。
見本になった第一商業の生徒はどんどんスパイクの動きがよくなり、その後のチーム練習ではいつも打たないコースに打ち切っていたりと自信を持てたように感じました。ボールを使ったドリルが入り、先ほどのスパダン2で意識するべきバックスイングの動きを修正し、
再度撮影。
【動き→ボール→動き】と
技術に繋がる動き作りの実践が目の前で行われる瞬間でした
2日目はスパダン2の復習で、バックスイングのアクセントを置く場所の確認(踏切の左足に合わせる)から始まり、はじかないレシーブ(レシレボ5)のドリルに入っていきました。その中で、相手がジャンプをして打ってくるレシーブ練習でではじくレシーブボールが目につき草野先生から
『ショートノックなどのアップは動きの確認をするためにローギア。目の前でジャンプして打ってくるのにアップと同じ意識ではダメ。ローギアからトップギアへ自分で上げなくてはいけない』と一喝。練習のポイントの意識の置き方だけでなく、気持ちの意識の置き方にも触れていただきました。
それから6人入ったチーム練習(相手のレフト攻撃、チャンス攻撃、サーブキャッチからの切り返し)は反省している時間を与えない、すぐに次のことを考えるようにする練習でした。その中で、レシーブのポジション取りや相手の弱点をつく指示など適宜、草野先生からのアドバイスが入り、両チームともどんどん攻撃、レシーブの質が上がっていくように感じました。
『チームの中で動けない人が1人でもいたら
チーム力は下がる』
『失敗したときの仕草ひとつでチーム力は上がる』
『下を向かないで前を向く』
などのチームとして共通して意識しておかなければならないことのポイントも整理していただきました。
練習試合はミスが残るが、このように前を向く練習をすることが大事であるということを再認識しました。
1日半といういつもより短い時間ではありましたが、いつもと同じかそれ以上に内容のの濃い時間を過ごさせていただくことができました。ありがとうございました。
今回は8月のバレー塾の際に、全員が黒のTシャツを着ていてカラフルなTシャツ(レインボーTシャツ)があったらいいなという草野先生のつぶやきを受けて、日野台高校の杉山先生が鍛錬Tシャツを作成していただき、日野台高校の選手、第一商業の選手みんなでカラフルなシャツを着て参加しました。
↓杉山先生のレポート
自然体バレー 強化練習会 IN 東京
(2018、10、27~28 都立第一商業高校にて)
今回は、2チームでの強化練習会でした、初めての強化練習に、選手もドキドキです。
最初に、アップの動きのいい加減さを指摘され、ああ、流してしまっていたところだったと気が付きます。
結局、今回気が付いたところは、どこまで、細かく、真剣に取り組むのかということ。
意識をもって取り組まないと、変わっていかない。
短い時間の練習でも、練習の意図を理解して、注意する点をきちんと確認して行うこと。
スパダンⅡの製作
製作が始まり、言葉での指示がどんどん飛びます。
選手は理解しようとしますが、いままでの積み重ねからしか理解できないので、わからないこといっぱい。それでも進んでいく作成現場。そうなると、選手は必死についていこうとします。
なるほど…これか… 一歩先を行く考えや指示のために、わからない!ということが、わかろう!とすることに通じてゆく。そこに真剣さが生まれる。うまくいかない選手に、先生も何度も、教えます。むつかしいと思ったら、どんどん指示が変わる。前に戻る。できること、できそうなことに戻る。結果、戻ったところから、できなかったところまで進んでいる。
何度も何度も修正がかかる。いいものを伝えたいという、気持ちが伝わってきました。
できなくても、あきらめない。
目の前で見ることができました。
今回のスパダンは、
だれでも、治る
バックスイングと
フラット踏み込み、
床反力ジャンプ、
両足着地。
せっかく作ったスパダンです。
大事にしていきたいと思います。
意図がいい加減にならないように、
きちんと伝わってほしいものです。
一日目の最後は、次の日にいい感じを残す練習。これが上達のカギかなと僕は感じました。いい感じを残す。やる気を残すということにつながると思いました。
二日目も、ダンスの完成に向けて
繰り返し修正がはいります。
ハンドル、わかめ、キャッチボール 細かく、指示が入り、どんどん修正。
意識を高めます。
知恵と工夫!
どうすればリズムよく、効率的に練習できるかを考えろ!との指示。
キャッチの仕方、トスの上げ方まで、細かく気を遣うことが必要。
5か所3センチレシーブは、だんだん定着してきました。
練習で打ちのレベルが上がったら、レシーバーもギアを上げること!
最近感じるのは、サーブレシーブでのボールのはじきが少なくなってきたこと。
サーブレシーブが上がらないと嘆く前にやるべきことをやっているのか?
との言葉が身に沁みます。
超クロススパイク練習
2対2、ネットを使った練習が始まります。
そして6対6の乱打。
狙いや、指示を聞きながら
お互いのチームで課題を確認。
そこにミスを振り返る時間がない。
今回日野台チームは練習ゲームでいい結果が出なくて、チームも僕も沈んでいたのですが、そんなことを考えている時間はなかった。
ミスを嘆くな!下向くな、
後ろ向くな、すぐ戻れ!
個人の技術とチームの戦い方!
どちらも高めるために 知恵と工夫!
最後に、ミスは出るものだ!
止められない。
でも少なくすることはできる。
との言葉をもらいました。
結果にこだわる練習ゲームよりも
質の高い練習だ!
なんども迷いながら、
ここの場にきて、
正しい道に引き戻されています。
なにより、
この場は選手の真剣さが違う。
毎日この場を作れるように、
私自身が進化しなくては!!
今回も、ありがとうございました。
レインボーシャツは、思った以上にきれいで、練習を見ていても気持ちがよかったです。
なんだか選手のミスが目立たないような気がしました(錯覚?)
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