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by kusanokenji
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第2902話・・・バレー塾in静岡

第1045回バレー塾
 in静岡
2018年9月8日〜9日
末広中学校体育館他 180名
述べ参加数:202、200名

JOC静岡選抜強化練習
第2902話・・・バレー塾in静岡_c0000970_08330725.jpg
新しい自分との出会い


静岡選抜(JOC)強化練習 H30.9.8.9


 今年度も草野先生に県選抜強化練習をしてもらえる機会に恵まれ、充実した2日間を過ごすことができました。また、このような貴重な練習会に指導者も県内外から集まり、県選抜と同じメニューをやりぬいた新チームの選手達も、たくさんのお土産を持ち帰ることができたようです。

【レシーブ革命  ~ビフォアー&アフター~ 】

 今回の強化練習で最も選手の改善・成長が見られてたのが、レシーブの落ち着きです

『はじかないレシーブ』の5つのポイントを意識し、無駄を省いていくことで、いいものが最後に残ったようです。選手自身が自分の成長を実感し、今後に向けた手応えをつかんだのが最大の収穫でした。 


JOCは、大人に気を遣わせている存在。」の言葉で練習会はスタートしました。


そして、「①自分の技能を向上させる、②チームの役に立つ役割をする、の2つが必要だよ、JOCは将来のための通過点であることを忘れず。」にと、草野先生から心構えを話してもらいました。8/25に集まってスタートしたばかりの選手達に、こうした話をしていただいたことも大変ありがたく感じました。

 練習の初めに2日目の様子を見せて(最終形)イメージを持たせる。この6人の乱打に向けての基礎工事を丁寧に繰り返していきました。


 ①柔軟性を高めるボディーローテ、赤ちゃん四股、体幹ひねり、6方向

 ②ジャンプの仕方を学ぶ床反力、伸張反射を使ったプライオメトリックジャンプ、脱力ジャンプ。(この時、右足を少し上に上げて上から落下する、掌が後ろを向く、肘よりも手首がした、などの細かいポイントを伝えます。)

 ③2段モーション(上半身と下半身の向きに注意、空中でひねる余地を残す)

 ④キャッチボール(2段モーションで)

 ⑤トス打ち(一方はキャッチ、10本交代)

 ⑥クロス&ストレートで打つ。

 ⑦位置取りレシーブ(トス打ち、キャッチ&レシーブ)

 ⑧レシーブ後、2歩下がりネットタッチ連続(顔は前、足はネット)

 ⑨反転して、脱力ジャンプ2本+ブロック


今やっている練習は、次の練習のためにある。


次々と目指す最終形に向けて、段階的な練習メニューが構築されていきます。

「適当にやるから、ミスが出る。」

自分の力を出せれるプレーヤーになるために・・・、絶妙なタイミングで勇気づけのメッセージが入ります。


そして、今回劇的に変わったレシーブ!

冒頭、「レシーブでしてはいけない3つのことは何ですか?」と草野先生は、選手達に問いかけます。すると、活きのいい2年生の選手から答えが返ってきます。①上下運動②腕を振る③力み!県選抜の選手は、様子をうかがっています。

草野先生は、丁寧な口調で「なぜならば・・・。」を説明していきます。

ここに来たら上がる!という自分のゾーンを見つけること。骨盤の安定姿勢をつくり、手の届く範囲の右上横、左上横、右膝横、左膝横、真正面の5カ所のボールをレシーブする【レシレボ5】を何度も行いました。具体的なレシーブ姿勢の5つポイント。①膝を中に入れない②目線を一定にする③かかとを浮かさない④面を残したまま腰を3cm沈める⑤決めポーズで1秒キープ

同じボールでも、レシーブの具体的な行動を意識していくことで、余分な部分がどんどん削られていき、落ち着きのあるレシーブフォームへと変わっていきました。選抜の選手は、実際にやってみることで、この新しい理論の効果を実感していきました。


 立腰姿勢、手首の尺屈、膝抜き、床反力、伸張反射・・・など、

自然体ではおなじみの用語を丁寧に説明してもらい、選手達も素直にそれを受け入れていきました。


点から線へ段階的に】

 ネットを使っての2:2(2段モーション、1段モーション床タッチ)、7人で5:5。

フォワードの3人は1本ずつコートを替える。バックの2人はストレートとクロス。

【チームルーティーン】

3本連続踏み込み。①セッター直上でエアースパイク。②チャンスボールからトスを打つ。

1日目の最後に、「新しい自分に出会える。それが成長!新しい自分に出会えると思うとワクワクするね。」そんな言葉をかけてもらい2日目が楽しみになりました。


【2日目】冒頭、登録メンバー12名の選手の選び方についての話がありました。12名・・・9名(プレーに集中する)+3名。

(プレー外を頑張る)レギュラーメンバーの決め方やチームをサポートする人の必要性を話していただきました。

また、速いスイング、ダイナミックなスパイク(エンドラインからのジャンプスパイクアタックラインで直上トスをスパイク)で

スパイクスイング強化を図ります。


【チーム強化メニュー】

40分間、選抜の子達の練習に入り、みんながそれを見ます

①ダイナミックなスパイク

②コートを半分に分けて、2人がサーブレシーブ。4本サーブで交代。

③2カ所でコーチのスパイクをディグし切り返す

(ブロックからサイドへの開き、センタープレーヤーはクイック、レシーバーがディグレシーブ)

④相手コートからセッターにチャンスボールを入れ、レフトやライトからアタッカーのキャッチのタイミングで、

コーチがボールを出し、それを切り返す。

⑤コーチが動きながらいろいろなボールを球出しし、切り返す。

そして、またはじかないレシーブに戻ります。

「これで戦っていく」というものをもっていれば、落ち着きのあるプレーになる。

「コートの中で、反省するな!」

「なりたい自分のイメージをつくることが成長の秘訣」


この練習会に参加した人は、これから何をしていけば、自分が目指す姿になっていくかをイメージし、手応えを感じたはずです。


【皆の前で意見を言えること】発言が間違っているか合っているかは問題ではない。

次回の練習会では、選抜の選手から【質問】や【感想】などの【発言】が聞かれたらうれしいですね。


次回の練習会までに、

①股関節の土台を安定させるためのトレーニングを続ける

②はじかないレシーブで具体的な5つのポイント意識して練習する

③超クロスとストレートの打ち方をマスターする

を確認して、選手達とわかれました。草野先生と次回お会いする時に成長した姿を見せられるよう、スタッフ・選手で頑張っていきます。

ありがとうございました。


静岡県選抜女子チーム監督 岡田直樹


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次回は11月10、11






by kusanokenji | 2018-09-15 08:40 | ■連載“日々努力”