第2899話・・・レポート
2018年 08月 29日
自然体バレー 東京 レポート
日野台 杉山
今回は、夏の大会の終わったすぐあとのバレー塾でした。一日休みがあっての参加です。
選手はここまでほとんど休みなく、練習、ゲームと夏を走り抜けてきました。
秋の大会へ向けて、試合でずれてしまっているだろう技術面を、再調整といった意味もありました。
そのまま伸びていれば、それでよし‼といったところでしたが、
最初の練習から、日野台、ふわふわしている、落ち着きがないとの指摘。
んーー、なんとなく気にはなっていたが、それが何なのかわからない。
最初から不安を抱えたまま、練習はどんどん進みます。
☆わからなくてもいい、あとで復習するから、との言葉にとにかく選手はついていくのが必死。
☆練習はどこから始まってもいい。始まりと終わりは同じ。マンネリになるなとの指摘。
今回は二つの大きな収穫
一つはレシーブの落ち着きと、はじかないための技術
もう一つは二段モーションの奥深さを知った今回のバレー塾でした。
二段モーションは細かな技術が入っており、
それを無意識でできるいいところもあるが、大事なポイントを見落とすと、
すべてがダメになるという怖さもあり。
これは勉強しかない!一番の早道はライブを見ること、
自分の選手がそこで修正されてゆくことを目の前で見ることだと思います。
そこから、捻り戻り(伸張反射)が加わり、スピードアップ。
同じ動きでの打ちが入る。そして、身体の使い方の講義。
わかって、意識して、自分で修正、そしてまた違う練習へ、また戻って復習!
この間隔があくことが重要。脳がしてくれる時間。
二段モーションのつま先の角度、
踏み込みと、着地、
上半身の向き。切り替えのタイミング。
すべて細かく説明していただいた。
そして、弛緩→伸張→収縮
という動きの本質と技術がどうつながっているかの説明。
わかってから、意識して行う練習は、選手のやる気が違う
できるかもしれないという、希望に満ちている。
僕自身も目の前で自分の選手のできない部分をすぐに修正していただき
希望に満ちました!
それ以上に、自分の見る目のなさに反省です。でもこれが勉強!がんばろう!
もう一つはレシーブの安定。
実践レシーブの基礎をみっちりやってもらったこと。
膝の外旋、膝が内側に入らないレシーブ。
決めポーズの意味
何度も練習メニューが変化して、間隔があくたびに、
選手の動きが落ち着いてくるのがよくわかりました。
上がればいい!と流してしまいそうなことまで、みっちり、じっくり!
新しいレシレボでした。
この当たった瞬間に3センチ沈めるといった動きは、カタリナ3歩の動きに似ていたように思いました。
そこからの膝滑り、4方向。這いつくばりはスプリットと同時など、自分たちのやっていたことが実践の場面に通用するには、少しずつずれていたことを感じました。修正修正…
二日目には、高校生が1日目の内容を中学生、小学生に教えるという場面も作っていただいた。
教えることで、自分の理解度を確認しながら、言葉を選びつつ、丁寧に教えていました。

教えながら、だんだん理解度も深まり、上達していく姿も見られました。
教えさせていただくって、こういうことでもあるんだな…
他には2段トスの動き
動きの練習、ピンチを救う2段トスの精度。動きの中でどんどんパターンを変えて練習できました。
試合につながる練習
超クロス連続10本ラリー
ここでは、大きなヒントがありました。
打てないと判断したボールはキャッチして2段モーション
レシーブがむつかしいと思ったら、キャッチしてセッターへ
トスできそうもないと思ったらつかんでトス
自分で判断してプレイする!
レベルや年齢に関係なく一緒に練習できる。
練習は1本で終わらない練習をするべき。こういう考え方でやろうとのお話でした。
やってみるとおもしろい!
選手の判断力もつくし、
いけると思って失敗してもそれは考えてチャレンジしたのだからいい失敗。
ダメかも、とか何も考えないでやったプレイとは質が違う。
そして最後はジャンプ練習
いいジャンプをすればいいスパイクが打てる!
選手たちはここでも、理論をきっちり理解して、練習に取り組むので、
その気になって、チャレンジしていました。
ダッシュ6種で終了です
これも、苦しい顔でなく、やれば、かわると思いながら希望に満ちていたように見えました。
大汗をかいて笑顔!いいですねー!
今回もたくさんの学びありがとうございました。
このあとやるべきことにつながってきました。
第一商業の選手の皆さん、ホスト校としての、おもてなしありがとうございました。
さらに、技術的にもどんどん吸収していて、ぜひまた一緒に練習してほしいと思いました。