第2776話・・・バレー塾 第992回in伊豆
2017年 06月 22日
第10回 自然体バレー塾 レポート<塩谷>
in伊豆が10回目となった。今回の開催にあたって目的は二つ。 一つ目は、中体連三週間までだからこそ、練習試合ではなく、自然体での講習会を行う。なぜならば、自分たちに得るものが大きいということを、私も、生徒も知っているからである。二つ目は、三年生に、もう一度草野先生からの指導をしていただきたいという思いからである。
今回もまた、多くのことを学び、生徒ともに技術も心も成長できた二日間であった。この時期に開催できたことを心から感謝しています。
★技術面では
●セッターの足の運びには、サイドステップの場合と、クロスの場合があり両方とも正解である。サイドステップを使用するときは、間合いをとるとき、クロスステップは、素早い移動の時。
●二人組から三人組になるとさっきの練習が消えてしまう。セッターを入れた練習を意識した練習をさっきの練習から行うことが大事。もう一度戻って、意識させて行うことでその上の練習技術が身につく。今ある練習は、その先に繋がる練習であり、その練習で満足してはいけない。
●感覚をつかむ練習をしていくことが大事。どこにどの程度あげる。ボールを持っていく場所がわからないなど、自分の意識とのズレがある場合は、一度ボールをもたせて、レシーブの軌道と同じように投げて確認する。そのことで、脳がイメージできて、実際のレシーブでも同じボールを出すことができる。
○チームプレイの考え方
●チームプレイの基本は、同じポジションに2人以上できるようにすること。
1人の選手が二つのポジションができるようにすること。
●重心点と支持点の関係 1.5歩目のレシーブ
そのためにバックスピリットを行う。今後はできるだけ、バックスピリットも半足分にし、膝抜きを意識した練習をする。重心点と支持点の関係を作る。
●へそモゾとは
中間位に腕を置く。45度に手のひらを傾ける。顔を洗うところ 45度水をすくう手の形で、無駄の動きをしない。前腕部は横腹の服に触れる感覚。ひじは引きすぎず、前に残す。腕って重たいんだな。って感じると良い。ボールだけを見てレシーブすると力が入る。ボールの奥を見ると良い。
●セッターはトスを上げながら回転をしてはいけない。できるだけトスを上げる方向を向けるようにする。
コンビトレについて
●ジャンプして空中でキャッチし着地したら、すぐにベースポジションに戻るということを徹底。
後ろのレシーバーもトスが上がるのを見て、位置どりをする。
●コンビトレにて
また、コンビトレなど、動きのわからない選手ばかりを入れてしまうとチーム力は下がり、チーム全体が向上しない。したがってできる選手の中に、1人だけ動きのわからない選手を入れる。そうすることで動きがわからない人も動ける渦を作る。
●ジャンプフローターに対するレセプションが苦手
そのサーブに対しての練習が必要である。前後の揺さぶりに対しての練習を。あえて反対に行き、間違えた方向にステップを踏み、修正をする練習をすること。許容範囲を狭めていく。バレーのサーブは遠近感が難しい。前後の揺さぶりに対する準備を身につける。
●ジャンプフローターのポイント
1、ジャンプフローターの着地の爪先は前。なぜならば、身体の回転を使わないため。
2.,当てた位置で止める。耳の横で手根部で当てる。
3トスは耳横に
●自然体サンバの中に、大切な動きがいくつある? 自分で考えながらやることは大事。
連鎖運動とは、肩とひじと手首を順番に動く動作をいう。
胸鎖関節 股関節も動くようになると良い。
●ひよこキャッチボール
最初は顔の前で小ちゃくする。
横に8の字を描くようにひじを引くと同時に、大胸筋が伸ばされる。
肩甲平面 そこには大きな面がある。
決めポーズとは
レシーバーのひじの位置を下げると背中の筋肉縮む
だから ひじを下げずへぞモゾで
●セッターの足のリズム サイドステップもクロスステップでもどちらでもバックスピリットをすればできる。
●セッターが自分たちのチームのプレーヤーが、ボールを触る時に、バックスピリットとするかどうか。
草野さん曰く、しなくても良い。でも隙のない動きを考えるとバックスピリットをしても良い。
●セッターの移動中時のアタッカーの遊びステップについて
セッターの動き分解 移動 セットアップ セットの順番で行う。
●セッターが移動中は遊びステップを使用。セットアップしてセットしたところから、左足の助走が始まる。遊びステップはツーステップでも歩くでも良い。
●レシーブ 時に目線は、ボールの奥を見る。そして、返球する場所
決めポーズは、ボールヒットした瞬間の面を残す。ボールが腕に当たった時の形を残す インパクトしたときに。カメシコ、尺屈、決めポーズ
※上のレベルで伸びるかどうかは、無駄のことを取り除いていくことが大切。理想の流れを作るように支援していくことが指導者には必要である。
●最初のセッター練習は、レフトに正対した時に、バックトスが綺麗に出せるように練習するとい。バックトスからスタート。※低いボールでも、右左で入ることにより片足でバックトスができるように練習していく。
●スロートレ からのスピードアップ
★心の教育
●今回の講習会では、質問する資格について学ぶ。考えたり、悩んだりしたからこそ質問する資格がある。
●見えないものが、見えない。 知識がないと見えてこない。
主観と客観の違い 一歩目の足の出し方には、主観と客観あり。
●褒めるということは そこから相手を下に見ているという考えになる。
●最上級生が笑顔 いいチームを目指す。選手と共有できるようにする。
●家庭生活や学校生活をしっかりすること。それぞれの道で頑張れ。枠から出た時の準備をしていく。
●試合に出ることだけが、チームの中での存在に値するわけではない。自分が存在することが誇りが持てる。その選手の居場所、役割を作れるチームづくりをする。
●本当の平等とは、
全員に同じ練習をさせること、試合に出させることが平等ではない。何もできない選手を、試合に出させることは、その子にとって酷であることも考慮する必要があるのではないか。
●人の役に立つための仕事をしたい。好きなことをするために 嫌なこともやらなければいけない。
できないときにああだこうだというのではなく、良い環境を提供することを目指す
●挨拶をする人、自分の商品をいう人、力の差によって挨拶をする人 誰から商品を買う?
●指導者はプレー中、どこを見るか。ひじと膝には負担がかかっているな。無駄な動きはないか。
●朝の活動観察の大切さ。朝の姿は故障に繋がる動きを発見する時間。
●残心とは心が途切れないといこと。バレーでは次の準備をすることが大事。
●試合になると不安になる。不安になるとミスになる。この流れを練習で断ち切るように練習するとよい。
●ストレッチの順番はどこから?筋肉は400以上 首が座った、腕、体幹 、人間の体の生い立ちから考えるとよい。
●三三七拍子 ピンチを救った子は 誰がどんなチームを救う力があるかわからない。
●眼球の動きは首の動きにつながる。首が動かなくて身体が動かなくなる。
●チームとして、個人としても、
まだまだできない人間なんだな。もっと注意できる人間になれるようにしていきたい。
しんどいということが言える雰囲気を作っていけると良い。
●今やっている練習は、自分の思っていることがボールを通してできていくようにする。わからないと思うから、わからんことがわかる時がくる。分かるということとできるはちがう。
●その子を変えようとしない。その子を通じて自分が変わることができると考える。わたしのできることをやる
●勉強はなぜ勉強をするのか。人の力になりたいのなら、その力をつけること。
失敗はつきもの、人は多くの失敗を経験する。離職率 レジリエンス挫けない心をもてるようにしたい。
●せっかく失敗したのに。
ダルマさんはなぜ起き上がる。重心が下にあるから起き上がることができる。プライドは足の裏に。
心身ともに大変多くのことを学んだ。レポートのまとめが、まだまだ未熟ですみません。
これも勉強です。まとめる力を身につけていきたいと思います。生徒も成長ですが、私自身も成長できる自分であるために、素直に吸収できる心を育てていきたいと思います。何歳になっても、発見は楽しく、また、勉強することは、自分への栄養だと感じました。生徒は教師の力量の中でしか育たない。だからこそ、自分をもっと向上させていきたいとつくづく感じた二日間でした。今日からまた、切磋琢磨していきたいです。自然体は、私の道標です。