第2701話・・・感謝
2017年 03月 28日
感謝
各地で行われている自然体のバレー塾は90%以上が組織に属さない個人のプライベートな開催です。すべて個人の思いと善意と情熱で成り立っています。
地方にいくほど個人主催が多く、一年に1回開催がやっとで、その分思いの詰まったものになります。一年かけて準備し開催までこぎつける努力と苦労は相当なものです。僕はその姿をい980回、見てきたことになります。みなさんの努力に感謝するとともに、僕の無理なお願いを聞いていただきましたことをこの場をお借りして心から感謝いたします。
主催者がどんな苦労をされているかここで振り返ってみますと、まずは僕との日程の調整、これがなかなか大変ですよね。本当にご苦労様です。何回もメールのやり取りをし会場の交渉と調整、所属協会のスケジュール調整、保護者の理解と協力要請、学校への許可申請、なかには教育委員会の許可が必要な地域もあり、聞くと大変な作業があります。そして参加チーム、協力チームなどの日程調整など、相手次第の高いハードルが待ち構えています。それをクリヤしてからようやく開催要項作りが始まります。そして募集チラシ作り、募集、必要経費の算出と捻出、看板作り、パンフレット作成、Tシャツ作り、印刷、簡易製本、中には予算不足で自腹を切る人もいます。そウいう姿を見ると僕は無償でもやってあげたくなるのです(涙)。そして当日を迎えてもドタキャンや病気や怪我でのお休み、逆に突然参加などアクシデントが加わり、その対応に追われて自分たちはゆっくりと講習を受けたり、講義に参加して勉強などしている時間がないのです。そのことを考えると本当に申し訳ないと思うのです。その間にも弁当手配、懇親会会場手配、車の送迎手配のやり直し、会場準備必要な器具備品の調達、看板作り、パンフレット作成、印刷、製本などなどに追われるからです。冬になればストーブの灯油の手配、夏になれば塩や氷などの熱中症対策などなどやることが山ほどあり、やってもやっても十分ということがないのです。1年かけてやっとこ開催日にこぎつけても、当日には様々なアクシデントが待ち受けます。なぜそこまでして・・・・と頭が下がることも度々あります。しかしながらほとんどの主催者の思いは「なんとか子供たちに体験させてあげたい!」「一人でも多くの指導者と一緒に勉強したい」その一念がそうさせることを僕は知っています。だからこそ8年、9年、10年連続開催が続くのです。本当にすごいことです。本当にありがたいことです。しかも、皆さん心優しい方ばかりなので遠来のお客さんほど、自分たちのことはさておいても「おもてなし」をしてくれます。これはどこに行ってもそうなんです。上からや人に言われてやるものでなく、自分たちの意思が入っているからできることだとつくづく思います。ほんとうの願いは、自分のチームの子どもたちのためにとの思いが強くても、遠来のお客さんを優先してしまうの自然の成り行きなのですね。参加してくれる皆さんに少しでも喜んで帰ってもらいたい、その気持ちが随所に現れています。結局自分たちは、お世話係に徹底する・・・・ほとんどの開催地がそのパターンです。それでも文句ひとつ言わずにお世話してくれる。本当は開催される方ほど、悩みも深く、そして我が子、我がチームの子どもたちのための思いも深いはずです。それなのに自分たちを犠牲にしてもお客さんに尽くしてくれるのです。そんな姿を見るにつけ期待に応えられない僕は、その人たちに対して申し訳ないな、との思いにかられて帰阪することも度々あります。僕とゆっくりお話がしたい、相談がしたいと思ってる人たちがいることがわかっていてもなかなか期待に応えることができないもどかしさですかね。本当にすみません。場所によっては、日をずらして、身内の会みたいな会を計画して、主催者の関係者だけで水入らずでゆっくりお話する場をつくるところもあり、それが一年の楽しみだと言ってくれるところもあります。懇親会には敷居が高くて参加しにくいのでこの短い時間はとても貴重だと皆さん言われます。懇親会に参加しても、他人がいる場ではなかなか本音の話はできませんからね。こういう時間を少しでも作れないかと考えるのですが、でも僕の体力や日程の関係上、滞在期間が限られて時間が持てないときが多いのです。そこで、皆さんが少しでも快適にバレー塾に参加できるためにこの4月から遠来のお客さん(県外)は参加を僕が調整させてもらうことにして、開催要項に「県外からの参加希望の方は草野の承諾を得てください」と明記することにしました。人にはそれぞれ事情があります。「自分たちの悩みを聞いてもらえる時間がもちたい」という主催者もいれば「少しでも多くの人と交流したい」という主催者います。どちらの希望も叶えてあげたいのです。本来はバレー塾はあくまでもプライベートな会ですから主催者優先でいいと思うのでが皆さん心が優しいのです。本当にそうなんです。いつも辛口で秒殺したりしますが、本心は違います😂。感謝しているんです(汗)。一般的には懇親会も講習会も多くの人が集まって賑やかにやるのを好まれのが多そうですがそうではない場合もあります。または「この人がいた方が双方にとっていい」という人がいたり公式のカメラ撮影を依頼する場合は僕からお願いする場合もあります。いろいろです。つまり双方の「相性」ですね。この相性を調整できるのは参加希望側と受ける側の両方の事情を知っている僕ということになると考えたのです。講習会も懇親会も多くの指導者に参加してもらいたい気持ちは今も同じです。ただ優先順位を少しだけ変えさせてくださいということです。したがって、せっかくの受講希望があっても、もし「すみません」という場合もあったら、以上のような理由ですので悪しからず後了承のほど、お願いします。
ああ、バレー塾でのカメラ撮影の話が出ましたが、この件は今まではフリーにしていましたが、昨今の社会事情から少し変更したいと思います。主催者の方、開催要項への記述などよろしくお願いします。
⭐️カメラ撮影は主催者の許可を得ること。
許可を得ても次のことを基本的遵守事項として守ってください。
1、施設の電源を充電に使用しないこと
2、フロアー内で三脚を立てないこと(危険防止)
3、選手のプライバシー保護を考慮すること(近くで撮影しない)
4、講習の妨げにならないこと。(壁際か観覧席で撮影)
特に3番は女子選手への配慮は必要です。
最近は、以前にも増して、参加のみんなが快適であってほしい。もっともっと「参加してよかった」と喜んでももらえるようにしたいと、講習内容に磨きをかけています。16ビートチョンパや「ひよこ」などがその例です。「僕にできることは目の前の子どもを笑顔にすること」。このことをより深く考えるようになりました。「子ども一人を輝かせることは、その子一人を輝かせることではない。これからその子と出会う人をも輝かせるのだ」という考えに共鳴し、至ったからです。