第2658回・・・23年ぶり優勝
2016年 10月 25日
<自然体研修MLから引用>
22、23日の二日間、橋本・伊都地方の中学校の新人戦が行われました。
紀見東中学校が(第44回のバレー塾のブログで紹介させていただいたM先生です)が
自然体に触れられてから2カ月。
『ぜひ自然体を取り入れたい。
僕が伊都地方での先駆者になる!
そして、自然体で優勝する!』
と公言された通り、今大会優勝してしまいました。
子ども達が調べたところ、紀見東中学校の新人戦での優勝は、
平成5年以来23年ぶりだそうです。
普段の練習は、毎日草野先生から送られてくる動画をスクリーンに映して取り組んでおられるようです。
けれども送られてくる動画をただなぞるだけでなく、色々と創意工夫もされているようです。
また、夏休みには、練習の合間に調理実習を2回実施。
暑い中での一日練習の時には、休憩を兼ねて、涼しい部屋で宿題の時間を設けてくださいました。
今後は、ハロウィンパーティやクリスマス会などが計画されているようです。
それらはすべて子どもからの提案、そして子ども主体で行われます。
先生の仕事は場所の確保と、見守りのみ。
一見バレーとは関係ないことのようですが、子ども達はこのような経験を通して、どんどんチームワークや絆を深めているようです。
いよいよ、試合当日。
試合前のアップの時には、2011W-Upやゴリラステップ、お辞儀ダッシュ、そして強化練習で学んだ6人の動きなど・・・
ティンカーでもなく、ウエンディでもなく、市内の中学校の試合会場で自然体のアップが見られるなんて、本当に夢のようでした。
もう一つ驚いたことは、1年生も2年生もチーム全員がマスターしていたことです。ティンカーやウエンディの選手と変わらないほどに・・・
先生自身は、バレーボールの経験はゼロ。バレー部の顧問になられて2年目。
自然体を学ばれてから僅か2ヶ月。
私が自然体を学び始めてから、8年・・・
「私、何やってるんやろう・・・」と、恥ずかしくなりました。
自分は一生懸命勉強しているつもりだけれど、それが指導という実践の場で全く生かされていません。
それは子ども達が証明しています。
私がM先生から学ばせていただかなければいけないことは、たくさんあるなと思いました。
そして、選手も指導者も、経験年数や学んだ年数などは全く関係ないんだということを痛切に感じました。
閉会式終了後には早速、他の中学校の先生から、「あのゴリラステップ教えてください」と言われたそうです。
M先生は、
「地区大会という小さな小さな大会での優勝ですが、大きな一歩です。」とおっしゃっていました。
地域の中では、まだまだ悩み苦しんでいる子がたくさんいます。
現在、自然体を取り入れてくださっているのは紀見東中学校1校ですが、いつかこれが地域全体に広がって、そして更には高校へと繋がって行くことが、今の私の夢です。
一日も早くその夢が叶うように、M先生にも協力していただきながら、頑張りたいと思いました。